Beetronics(ビートロニクス)より、ビンテージでサイケデリックなブラジリアン・ファズに現代的な機能を融合させたファズ・ペダル“ABELHA”(アベーリャ)が登場した。
国内での取り扱いは2024年1月よりアンブレラカンパニーによって開始されている。
本機は個性的ながらも幅の広いサウンドにより、あらゆるプレイ・スタイルに並はずれたバス・サウンドをもたらすトロピカル・ファズだ。
各部の名称と役割は次のとおり。
① INPUT:入力端子
② DC POWER JACK:2.1mm +9VDCセンターマイナス
③ OUTPUT:出力端子
④ BYPASS INDICATOR:エフェクトのオン/オフを表示
⑤ BUZZ:FUZZのゲイン量を調整
⑥ FLAVOR TOGGLE:ファズのキャラクターをPOLEN, NECTAR, HONEYから選択
⑦ LOUD:全体の音量を調整
⑧ HI:高域を調整
⑨ LO:低域を調整
⑩ MODE INDICATOR LEDS:LEDの色で現在のモードを表示
⑪ BYPASS SWITCH:エフェクトのオン/オフやモードの切り替えなどに使用
この中のFLAVOR TOGGLEスイッチにより、本機のファズ・サウンドのキャラクターを、次の3つの中から選ぶことができる。
- POLEN:電池切れ寸前のゲルマニウム・ファズを思わせる、ブチブチとしたローゲイン・ファズ
- NECTAR:ふくよかで音像の大きいハイゲイン・ファズ
- HONEY:わずかにゲインを抑えた、より汎用性の高いハイゲイン・ドライブ
加えてBUZZ(ゲイン)、LOUD(音量)、HI(高域)およびLO(低域)の各コントロールにより、理想のサウンドに仕上げていくことができる。
そして本機の最大の特徴は、突き刺すようなハイパス・フィルターがサイケデリックな世界へと飛び立たせるTROPICALモードだ。
TROPICALモードへの切り替えは、フットスイッチ(BYPASS SWITCH)のダブルタップで可能。さらにフットスイッチの長押しによる一時的なモード変更にも対応しており、感性の赴くままにコントロールすることができる。
また、長押しでモードが切り替わるまでの時間(Imediate/Medium/Lazyの3段階)は、フットスイッチと電源プラグを組み合わせた操作で変更可能。この多機能なフットスイッチも本機の大きな魅力だ。
そしてレリーフ状になったフロント・パネルには、サイケデリックにデザインされた蜂が描かれている。
またほかのBeetronicsのペダルと同様に、内部の基板にも蜂の意匠があしらわれている。
なお、“ABELHA”はポルトガル語で“蜂”を意味するが、これはBeetronicsのオーナーであるFilipe Pampuriのブラジル時代のニックネームでもあったそうだ。つまり本機は、Beetronicsというブランドのルーツに深く根差したペダルであるわけだ。
サウンドは次の動画で確認しよう。
Beetronics
ABELHA
【スペック】
●消費電力:60mA
●9V ACアダプター(TIP=-)専用
●サイズ:約18.5 x 8.4 x 6.3mm(突起物含む)
●重量:約470g
●ハンドメイド・イン・カリフォルニア/USA
【希望小売価格】
49,280円(税込)
【問い合わせ】
アンブレラカンパニー TEL:042-519-6855 https://umbrella-company.jp/