音が下がって行くと落ち着く | ギター作曲100の裏ワザ:027 音が下がって行くと落ち着く | ギター作曲100の裏ワザ:027

音が下がって行くと落ち着く | ギター作曲100の裏ワザ:027

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

下りの進行を覚えるには? ➡ 「1」を「8」で捉えてもOK

 ギターはすべてのコードを必死に暗記しなくても、フォームをズラしていけばいいという利点があります。ある程度の腕前が備わってくると、一番低い音をフレット上で捉えれば、コード名を知らなくてもプレイできてしまうものです。コード名を脳味噌で暗記するのではなく、コード進行を見た目の形で捉えてしまおうというのが、筆者が本書で書いていることです。

 コード進行には「1、2、3、4、5、6、7」という順よりも、どちらかと言えば逆向きの「1、7、6、5、4、3、2、1」の方が多くあります。それは、「音が下がって行くと落ち着く」からです。1をオクターブ上の8と捉えて「8、7、6、5、4、3、2、1」と数えてもOK。逆に、上がって行く進行は盛り上がる要素を持っているので、サビで使いやすかったりします。まずは、スリー・コードの1(or8)と4と5の関係を視覚的に覚えて、それから他の数字の位置を認識していけば覚えやすいでしょう。このフレットの位置に慣れると、耳コピや作曲時のコード選びが速くなります。

1と4と5の関係を覚えてから、周りの数字の位置に慣れていくといい
1と4と5の関係を覚えてから、周りの数字の位置に慣れていくといい

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki