ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
音探しに迷ったら ➡ 音は12個、コードは23個の中から探す
メロディを作るということは、常に「次の音」を探す行為です。それは「ドミレー」まで作って、「次は何だろう? あ、ソがいいな」で「ドミレーソ」にして、「じゃぁ次は……」という具合です。
ここで漠然と「次の音」を考えていると、無限に可能性があると思ってしまうものです。しかし、しょせん次の音は(連続音も含めて)12個しかないのです。それはコード探しにしても、一番低い音(ルート音)は12音しかなく、それのメジャーかマイナーかのどちらかなので24種類だけ。今のコードはその中のどれかなので、次のコードの候補は残りの23種類しかありません。まずここに気が付くと、気持ちがラクになります。
もちろん、次のコードのメジャー/マイナーが決まれば、その上にセブンスが付くなどといった可能性はありますが、それでも基本的な3和音はたったの23種類の中から選べばいい、メロは12種類の中から選べばいい。
「なんだ、思ってたよりも少ないじゃん」と自分に思い込ませる、これが裏ワザです。
『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』
著者 | いちむらまさき |
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品種 | 電子書籍 |
紙版発売日 | 2010.03.19 |
紙版ISBN | 9784845617968 |
いちむらまさき プロフィール
岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。
様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。
東京でギター/ウクレレ楽器教室も。