WARM AUDIOのコンプレッサー“PEDAL76”を、岡田拓郎が徹底レビュー! WARM AUDIOのコンプレッサー“PEDAL76”を、岡田拓郎が徹底レビュー!

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WARM AUDIOのコンプレッサー“PEDAL76”を、岡田拓郎が徹底レビュー!

WARM AUDIOより、FETコンプレッサー“1176”のサウンドをペダル・サイズで実現した新製品“PEDAL76”が登場した。

文:鈴木誠 撮影:星野俊
※本記事はギター・マガジン2024年12月号の「New Products Review」から転載したものです。
※価格は本誌掲載時のものです。

WARM AUDIO/PEDAL76

宅録でもライブの足下でも活躍 “76”のスタジオ品質をペダル1台に!

名機と言われる音響機材をハイコスパで再現するブランド、WARM AUDIO。本機はFETコンプレッサー“1176”のサウンドをペダル・サイズで実現した1台だ。

本家同様のコントロールがコンパクトに配列され、本来ボタン・タイプのRATIOはツマミでの調整でスムーズな可変が得られる。

音声信号が通るトランス(変圧器)や、音質的な損失を避けるためにカスタム・メイドのCineMag出力トランスを搭載するなど、本格的なスタジオ品質を追求している点も特筆したい。

また、9Vの外部電源を使用する際に、内部昇圧によって18Vで動作する仕様だ。

WARM AUDIO/PEDAL76のバックパネル
▲背面端子。ステージでの使用を見据えた追加機能も用意しており、バッファーのオン/オフや、DI用のバランス出力端子、接続機器に合わせたゲイン設定も可能。

Comment by 岡田拓郎

岡田拓郎

1176系コンプを、このサイズと価格で!

1176系コンプの機能をそのままに、このサイズ&価格で提供できるのは本当にすごいですね……!

メーターが付いてるのでコンプ感の目安も目視できるし、プラグインでも定番なのでDAWを使うギタリストには扱いやすいと思います。

いわゆる“ダイナコンプ系”のパキコーン的な使い方というよりは、スタジオ録音のような使い方でペダルの後段に入れて音を均してあげるような使い方が個人的にはオススメです。

とはいえ、特徴的な速いアタック&リリース・タイムを持つので、ベースやミキシングのツールとしてなど、使い方は人それぞれ見つけられるはず。

ライブでは足下に、宅録ではラックのコンプとして、みたいな使い方もできますね。

岡田拓郎 プロフィール

おかだ・たくろう●1991年生まれ、東京都福生市育ちのギタリスト/プロデューサー。2012年に森は生きているを結成。2015年に解散して以降はソロ活動のほか、数多くのサポートや客演をこなす。

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WARM AUDIO
PEDAL76

【スペック】
●コントロール:レシオ、アタック、リリース、入力、出力(前面)、バイパス/バッファード切り換え、入力感度、GNDリフト、DI Mic/Line出力、DI High/Lowゲイン(バランス出力時)、メーター照度(背面)
●入出力端子:インプット、アウトプット、バランス出力
●電源:DC9V 125mA/200mA以上推奨(アダプター別売。電池室あり)
●外形寸法:150(W)×104(D)×48(H)mm
●重量:748g

【価格】
39,800円(税込)

【問い合わせ】
サウンドハウス https://www.soundhouse.co.jp TEL:0476-89-1111(成田)/0885-38-1111(徳島)