第73回:ジャンクション・ボックスって必要ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第73回:ジャンクション・ボックスって必要ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第73回:ジャンクション・ボックスって必要ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第73回:ジャンクション・ボックスって必要ですか?

必須の機材ではないですが、かなり利便性の高いアイテムです!

ジャンクション・ボックスは、ボードのインプットとアウトプットを1箇所にまとめたり、ボード内の任意の場所に外部のエフェクターを接続するための接続口にしたりと、いろいろな使い方ができる機材です。

構造としてはスルー・ボックスと同じで、右側から入ってきた信号をそのまま左側から出すという、ただそれだけの機材です。電源もいらなければツマミもないので、甘く見られがち(安価なものでいいやと思いがち)なのですが、実はボードの全体のサウンドを担う重要な機材でもあります。

その理由としては、基本的にはインプットとアウトプットの2回は信号が通る機材であり、インプット部においてはジャンクション・ボックスの内部の素材やクオリティによってかなり音が変わります。アウトプット部もボードで作った音が最終的に通る重要な箇所になりますので、価格のみで判断して購入しないことをお薦めします。

導入するとインプットとアウトプットが1箇所にまとまるため、セッティングや片付けが非常に楽になったり、ワイヤリングがしやすくなったりします。ちょっとしたことですが、実際に導入してみるとめちゃくちゃ楽で便利なことに気づくと思います。ボードの裏側に配置することもできますので、ぜひいろいろと研究してみてください。

Limetone Audio / JCB-2S
Limetone Audio / JCB-2S

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。