ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!
文=今西勇仁(Limetone Audio) 機材撮影=星野俊
第82回:エフェクターのV(ボルト)って何ですか?
ボルト(V)とは、電圧の量を表わす単位です。多くのエフェクターはDC9V、すなわち直流の9Vで動きます。日本のコンセントから供給される電気はAC100V(交流の100V)なので、それをアダプターでDC9Vに変換して供給しています。
交流(AC)の信号はプラス/マイナスの極性が随時入れ替わる形で供給されるのですが、直流(DC)はプラスとマイナスが決まっています。エフェクターのアダプターで一般的なのはプラグの中心側の極性がマイナスとなる、センター・マイナスというタイプです。
エフェクターは“何Vを入力して使ってください”ということが決まっているので、基本的にはそれを守る必要があります。特にデジタル系のエフェクターは必ず守りましょう。
歪みエフェクターについては、“9〜18Vに対応”と記載されているものがあり、その場合は9V/12V/18Vのいずれを入力しても問題ありません。電圧が上がるにつれて音がブーミーで硬めの音になりますので、好みに応じて使い分けができます。
9V以上に対応していないエフェクターに誤って12Vや18Vを接続すると、エフェクターが壊れますので注意が必要です。また、AC9Vはまったくの別物ですので、DC駆動のエフェクターには接続しないよう注意してください。エフェクターが特別な変換回路を搭載していない限り、一発で壊れます。
著者プロフィール
今西勇仁(いまにし・ゆうじん)
ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。
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