2025年7月に6thアルバム『Sono nanika in my daze』をリリースしたAge Factory。本作のリリース・ツアー、『Age Factory presents “Sono nanika in my daze” Release Tour 2025』の最終公演である11月3日(月・祝)Zepp DiverCityでのライブにて、清水英介(vo,g)機材撮影を行なった。本記事では清水が使用したアンプを本人の解説と共にご紹介しよう。
取材・文=森部真衣 機材撮影=星野俊 人物撮影=Kazma Kobayashi (Bearwear, UUWorks)
Shimizu’s Amplifier
Mesa/Boogie / Dual Rectifier Head & Basson / B212

サウンドと見た目どちらもこだわったセッティング
清水のアンプは、Mesa/BoogieのDual Rectifier HeadとBassonのB212の組み合わせ。
基本的な音作りは足下のQuad Cortexで行なっており、Quad CortexからはDual Rectifierのセンド端子につながれている。清水はこの機材セッティングのオリジナリティやフィジカリティがあるところが気に入っており、あえてQuad Cortexをアンプで鳴らし、マイクで集音しているという。
マイクはShureのSM57(ダイナミック)が立てられていた。

Dual Rectifierはパワー部のみを使用しているため、ボリュームをつかさどるOUTPUTノブのみが有効となっている。
B212のスピーカーは2発共にCelestion Redbackに換えられている。以前は同社製のGreenbackを使用していたが、レンジが広いサウンドを求めていたところ、現在のスピーカーにたどり着いたとのこと。
Interview
オリジナリティやフィジカリティがあって、
僕はこのセットがすごく好きですね。
ライブではQuad Cortexをメインにしつつ、実機のアンプも使用しているのはなぜでしょう?
今はBassonのキャビネットを使っているんですけど、スピーカー・ユニットを中野音響さんというところでセッティングしてもらっていて、それを使いたくてこのセッティングになりました。オリジナリティやフィジカリティがあって、僕はこのセットがすごく好きですね。そこはもうこだわりなので、明確な理由はないかもしれないです。
BassonのスピーカーはCelestionのRedbackに換えていると聞きました。
以前はGreenbackを使っていたんですけど、セラミック系統のほうが鳴りが良いので、結局Redbackに落ち着きましたね。サポート・ギタリストが入ってから僕がバッキングを弾く曲が増えたので、音域が集中的に出るというよりかは全体的に包括できるものが欲しくなって、そういうスピーカーにシフトしていきました。
Mesa/Boogie Dual Rectifierの気に入っているところを教えてください。
もう見た目ですね。一番見た目かっこよくないですか(笑)? 僕、けっこうそういう入りが多いんです。音が良いから機材を選ぶというよりかは、かっこいいなって思ったらそれを使ったほうが良い、みたいな。
そういう選び方もいいですよね。
もともとBognerのキャビネットを使っていたんですけど、正直、見た目があんまり好きじゃなくて……。色々調べていく中で、昔のアーティストがMesa/Boogieをこよなく愛して使っているというのを知って、オーセンティックでかっこいいなと思ったんです。あの鉄板の見た目がすごく好きですね。
2025年11月3日(月・祝)Zepp DiverCity
【Setlist】
01.陽炎(SE)
02.rest/息
03.海に星が燃える
04.Shadow
05.3
06.漆黒
07.hernoiz feat. YDIZZY
08.CLOSE EYE
09.向日葵
10.Dance all night my friends
11.HIGH WAY BEACH
12.may feat.lil soft tennis
13.プールサイドガール
14.TONBO
15.1994
16.Blood in blue
17.Everynight
18.鳴っていたピアノ
19.Because
20.Sono nanika in my daze


