Fender Flagship Tokyoで取り扱うフェンダーカスタムショップの最新モデルを紹介する連載、“Fender Custom Shop Masterpiece〜Guitar magazine Pick of the week〜”。第29回目は、Kyle McMillin Masterbuilt 1963 Storatocaster NOSをご紹介。
文=鈴木誠 ギター撮影=星野俊
Fender Custom Shop
Kyle McMillin Masterbuilt
1963 Storatocaster NOS
モダンなサテン・フィニッシュが映える
1963年スタイルのストラトキャスター
マスタービルダーのカイル・マクミリンが、自身のインスピレーションに基づき製作したスペック・ピース。1963年スタイルのストラトキャスターをキャンバスに、彼ならではのアートピースに仕上げられた1本だ。
カイルは20歳からフェンダーで働き、プリンシパル・マスタービルダーのユーリ・シスコフのアシスタントも経験してマスタービルダーとなった。加藤隆志(東京スカパラダイスオーケストラ)の愛用する1965年製ストラトキャスター、通称“流木”を再現したKyle McMillin Masterbuilt Takashi Kato 1965 Stratocaster Ultimate Relic “Ryuboku”の製作者としても知られる。
まず目に入るカラーリングは、表面がサテン仕上げのキャンディ・アップル・レッド。これとマッチングするように、ツヤを抑えたブラック・アノダイズド・ピックガードが組み合わされている。
ネックはロースト処理で深い色味となったフレイム・メイプル。特にネック背面はビンテージ感のあるミディアム・ティント仕上げのトップコートにより、杢のコントラストが強く浮かび上がっている。ハイ・グレードな木材ならではの貫禄だ。ローステッド加工が施されることにより、新品でありながら豊かに成熟した、より深みのあるサウンドに仕上がる。
再びギター全体に視線を移すと、サテン・フィニッシュのモダンな質感と、どこかクラシックな雰囲気のバランス感覚が秀逸だ。例えばピックアップはフロントとセンターに“リップスティック”、リアにカバードのハムバッカーという、ストラトキャスターには珍しいコンビネーション。カバー部分のメッキがアクセントになっている。
ストラトキャスターという大定番スタイルをベースに、ボディ・カラーやパーツの雰囲気を大胆にチェンジ。しかし全体としてのデザインをまとめ上げる手腕は、まさにマスタービルダーならではだ。
Kyle McMillin’s Comment
ひと目で視線を奪うような
モダンなルックスが印象的。
このギターは、ひと目で視線を奪うようなモダンなルックスが印象的で、非常に存在感のある1本です。サウンドも素晴らしく、その見た目に負けない力強い魅力を備えています。
ネックには4Aグレードのフレイム・メイプル・ローステッド・ネックを採用しており、ロースト加工によって長年弾き込まれたような自然な経年変化を感じさせるメイプル特有のトーンが表現されていると感じています。
製作においては、このギターの美しさをできる限りピュアな状態で保つことを特に意識し、全体の佇まいや仕上がりにいたるまで、クリーンで洗練された印象を大切にしました。
ぜひロック・アーティストの手に渡り、ステージでその存在感を発揮してほしいと思っています。
Fender Custom Shop
Kyle McMillin Masterbuilt
1963 Storatocaster NOS
【Specifications】
●ボディ:ローステッド・アルダー
●ネック・指板:4Aローステッド・フレイム・メイプル
●ネック・シェイプ:59 Large “C”
●スケール:25.5インチ(64.77cm)
●ラジアス:9.5インチ(241mm)
●フレット:Narrow Tall(6105)
●フレット数:22
●ナット幅:1.650″(42mm)
●ピックアップ:Custom Shop Hand-Wound Josefina ’65 Single-Coil Strat(フロント)、Custom Shop Hand-Wound Josefina ’65 Single-Coil Strat RWRP(センター)、Seymour Duncan ’59 SH-1B(リア)
●ペグ:Vintage-Style Locking
●ブリッジ:American Vintage Synchronized Tremolo
●コントロール:マスター・ボリューム、トーン1(フロント)、トーン2(センター)、5wayピックアップ・セレクター
●付属品:デラックス・ハードシェル・ケース、ストラップ、カスタムショップ特別認定証
【販売価格】
1,485,000円(税込)
【問い合わせ】
フェンダーミュージック TEL:0120-1946-60
Fender Flagship Tokyoのここが見どころ!
今回紹介する見どころは、テレキャスターとプレシジョン・ベースの75周年を記念して期間限定で開設された“Fender Radio Tokyo”。Fender Flagship Tokyoの1階に設置された“Fender Radio Tokyo 特設ステーション”から、毎月テーマを設け、ギターやベース、そして音楽を愛する人へ向けたポッドキャスト番組を、すべて公開収録でお届けしている。
6月のテーマはフェンダーカスタムショップ。歴史や成り立ちをはじめ、マスタービルト/チームビルト/アパレンティスの違い、国内外アーティストの愛用モデル、さらにはレリックやカスタム・ペイント、ハンドワウンド・ピックアップなど、カスタムショップならではの魅力を毎週様々なゲストとともに深掘りした。
Jeremy Quartus(Nulbarich)、加藤隆志(東京スカパラダイスオーケストラ)、ukicaster(ハンブレッダーズ)、音楽ライターの細川真平、そして我らがギター・マガジン編集長・坂口和樹など、多彩なゲストが出演。それぞれの視点から語られるカスタムショップの魅力は、ギター・ファンはもちろん、これからカスタムショップを知りたい人にも楽しめる内容となっている。
シリーズの締めくくりとなる回では、Fender Flagship Tokyoならではの“Made to Order”にフォーカス。カスタムショップ製ギターをオーダーする流れや、自分だけの1本が完成するまでのプロセスを、Fender Custom Shop Leadの大野圭司氏とともにわかりやすく紹介している。カスタムショップの世界をより深く知りたい人はもちろん、いつか自分だけの1本をオーダーしてみたいという人にもオススメの内容だ。ぜひチェックしてほしい。
※フェンダーカスタムショップ製品のカスタムオーダーを希望する場合は、予約(こちら)が必要。
Fender Flagship Tokyo
- 所在地:東京都渋谷区神宮前1-8-10
- 営業時間:11:00~20:00(年中無休/年末年始を除く)
- FENDER FLAGSHIP TOKYO:https://jp.fender.com/pages/fender-flagship-tokyo
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- カスタム・オーダー 商談予約アドレス:https://fendercustomshop.co.jp/jp-ja/tokyo-flagship-experience








