ブルース界の超新星として19歳でデビューしたクリストーン・“キングフィッシュ”・イングラム。以来、様々なクラブやフェスでの演奏をこなし、巨大な体全体を揺らすような力強い歌声、圧倒的なギター・テクニックと表現力に磨きをかけていった。そのさらなる成長を記録した2nd作『662』は、トラディショナルな空気感を纏いながらも、多彩なコード・プログレッションや現代的なソロ・アプローチが聴ける、まさに“2021年のブルース”と言える1枚だ。そして、ギタマガにはインタビュー初登場! 本特集では、彼の基本的なプロフィールから、最新作でのアプローチ、そのプレイスタイルの真髄まで紐解いていこう。
Photo by Earl Gibson III/Getty Images
Contents
5つのトピックで知る、クリストーン・“キングフィッシュ”・イングラム。
まずはクリストーン・“キングフィッシュ”・イングラムの基本情報を5つのトピックでご紹介。影響を受けたギタリストのフェイバリット・アルバムなど、初心者はまずこちらからチェック!
Interview|クリストーン・“キングフィッシュ”・イングラム
若きブルース・ジャイアントが生まれるまで。
ギター・マガジンには初登場ということで、まずはキングフィッシュの音楽的経歴やルーツなど、基本的なプロフィールについて語ってもらった。
Interview|クリストーン・“キングフィッシュ”・イングラム
ブルースの伝統と未来を感じさせる最新作『662』
出身地ミシシッピ州北部の電話市外局番を冠した最新作『662』。現在進行形のブルースを表現したこの作品でのギター・プレイについて、話を聞いていこう。
Playing Analysis|『662』
クリストーン・“キングフィッシュ”・イングラムの温故知新プレイ
トラディショナルなブルース・スタイルを継承しつつ、音楽理論を持ち込み自身のスタイルを確立したキングフィッシュ。その真髄に参考譜例とともに迫っていこう。