ギター・マガジン表紙登場回数最多ギタリスト・ランキング 2位の発表! ギター・マガジン表紙登場回数最多ギタリスト・ランキング 2位の発表!

ギター・マガジン表紙登場回数最多ギタリスト・ランキング 2位の発表!

文:中島康晴(ギター・マガジン編集部)

 では2位の発表です!

【2位 – 表紙登場回数:16回】
Char

 2位はCharでした。

 ギター・マガジン2017年8月号の一大ランキング企画『ニッポンの偉大なギタリスト100』で1位になったのはCharで、2020年7月号の『ニッポンの偉大なギター名盤100』で1位になったのも彼の1stアルバムの『Char』。

 今回の「表紙登場回数ランキング」では海外のギタリストと日本のギタリストを分けずに集計しましたが、その中でも2位! Char氏が2010年にリリースしたTRADROCKシリーズの6作品で“自分が影響を受けたギタリスト”としてカバーした、ビートルズ、ジミ・ヘンドリックス、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックよりも、Char氏の表紙登場回数の方が上回りました。海外のレジェンドたちを含めてもこの順位! この人気! これがCharですね!

 Char氏の人気の理由には、ギターを持ったときのカッコ良さ、ソロのフレーズの良さ、カッティングの良さ、コードの響きの良さ、サウンドの良さ、曲の良さ、歌詞の良さ、アレンジの良さ……さらに……ギャグも含めた発言のおもしろさ、シグネチャー・モデルやレーベル名のネーミングに見られるユーモア、その他あらゆる面でのセンスの鋭さ……そして……ジョニー吉長、ルイズルイス加部、石田長生など、氏が手を組んだミュージシャンたちのすごさも挙げられると思います。

 表紙への登場回数が多いのは、活動歴が長いことがひとつの理由ですが、大手のレーベルに所属していない時期においても、自身が立ち上げた江戸屋レコードやZICCA RECORDSから私たちのもとへ、音楽を届け続けてくれたことも大きいですね。事実、2010年代にChar氏が表紙になった3つの号の記事は、ZICCA RECORDSからリリースされたTRADROCKシリーズと『ROCK 十』がテーマでした。

 では各時期の表紙を以下でごらんください。“xxxx年xx月号”の下の文字は、そのときどきのインタビューで取り上げたアルバム名か、または企画名です。昔読んだ号の内容など、読者のみなさまの記憶をたぐるのに役立てば幸いです。

Char

1984年1月号
『PINK CLOUD』
1987年5月号
竹中尚人+鮎川誠+布袋寅泰
1992年7月号
『PSYCHEDELIX』

1994年3月号
『サイケデリックスII』

1996年12月号
『SMOKY』

1999年4月号
『I’m gonna take this CHANCE』
2001年9月号
『BAMBOO JOINTS』
2002年10月号
『Sacred Hills 〜聖なる丘〜』

2003年3月号
にっぽんのギター・デュオ
BAHO(Char+石田長生)

2003年12月号
『MR.70’S YOU SET ME FREE』
2004年12月号
『Free Spirit 1979.07.14』

2005年12月号
『天邪鬼 Amano-Jack』
2007年3月号
Super Soul Sessions
BRIAN SETZER vs HOTEI vs CHAR
2010年3月号
Playing”TRADROCK”
2011年2月号
TRADROCK最終章
2015年7月号
『ROCK 十』

 以上、Charの表紙を紹介しました。往年のファンの方やCharに興味を持った方は、本サイトで公開中の「令和時代も語り継ぎたい――平成生まれが語るCharのすごさ。」の各記事もぜひお読みください。

 次回はいよいよ1位の発表です! 公開は2020年12月7日(月)の予定です。お楽しみに!

<前ページへ | 次ページへ>