南米スラッシュ・メタルの名盤を10枚ずつ紹介する連載の第2回。今回紹介する“名盤”の中には、“すべてがサイテーの大傑作”や、“メンバー全員が自分の限界速度の1.5倍くらいでプレイしている”バンド、“ブラジリアン・スラッシュ史上最悪の作品”も! ブラジリアン・スラッシュはブッ壊れ方もひとつの魅力?!
文・選盤=川嶋未来
Exteminator
『Total Extermination』
ブラジリアン・スラッシュ史上最悪の作品
ブラジリアン・スラッシュ史上最悪の作品。ジャケットに鉤十字を使用していることからもわかる通り、Holocausto同様ナチギミックを用いたバンド。Holocaustoは音がカッコよかった一方、こちらは音もクソ中のクソ。リハーサルをラジカセで録音したレベルで、冗談でも聴いていられない。ベースのフレディ・クルーガー(どういうセンスだよ)は後にSextrashに加入。
*編注:ここに掲載したジャケット写真は、鉤十字の部分が五芒星に変えられたものです。
*本記事はギター・マガジン2021年9月号にも掲載しています。
『ギター・マガジン2021年9月号』
【特集】追悼 寺内タケシ
エレキの神様よ、永遠なれ。
■”エレキの神様”の名言の数々
■日本最初のギター・ヒーロー、寺内タケシ82年の物語。
■寺内タケシの必聴アルバム21選
■コラム:寺内タケシと『歌のないエレキ歌謡曲』
■インタビュー:水谷公生が語る寺内タケシ
■寺内タケシが愛したギターたち
■連載コラム「寺内タケシのテケテケとーく」名作選
■「だから私はギターを弾く」2003年6月号より
■寺内タケシ奏法分析
■GM SELECTION(※電子版には収録されておりません)
・「津軽じょんがら節」寺内タケシとブルージーンズ
・「夕日に赤い帆」寺内タケシとバニーズ
・「レッツ・ゴー運命」寺内タケシとバニーズ