「舌戦」を交わすことは多々あるかもしれない自分だけれど、国と国との武力による衝突=戦争は、もういいかげんやめにしない?という「否戦」派です。コロナ禍で気持ちがささくれだっているところに加え、海を隔てたところのこととは言え、なぜ、いまさら武力行使?と哀しくなった人も多いと信じている。隠れた不正があるとかないとか騒がれてはいたけれど、ほんの少し前まで冬季オリンピックも開かれていたというのに。子供の頃、“オリンピックはアマチュアリズムと平和の祭典”と教わったけどな。クーベルタンは泣いてるだろう。
闘うのはリングの中だけでいい、地球はリングじゃなくホームだろ。
How to give peace a chance…
- 不要にどちらか一方に肩入れしない。
- 漁夫の利を狙う者の言動に気をつける。
- 先読みの不安に煽動されぬよう心がける。
じゃないかなぁ。無論、これだけじゃ足りないだろうけれど。
“犬や猫は「現在」のみを認識し行動するから、先の未来を読むことがないぶん余計な不安も覚えない”とどっかで読んだ。 “今を大切に生きる”って、実はそういうところにヒントがあるのかも。
決まっているアレンジを再現披露するのではないジャム・セッションの場合って、その瞬間瞬間の周りの音に反応し音を出していく。自分の紡ごうとするメロディや方向にとらわれすぎ、強引に引っ張っていこうとすると、あまり気持ちの良いアンサンブルが生まれないことを経験上知っているはずのミュージシャンは、きっと心のどこかに「否戦派魂」を持っていると思いたいな。
2022年2月25日 東京にて
いまみちともたか
Profile
いまみちともたか
いまみちともたか◎1959年生まれ。BARBEE BOYSのギタリストとして1984年にデビュー後、佐野元春や井上陽水のレコーディングに参加するなど、多方面で活躍。ほかにも、椎名純平らとのヒトサライ、自身がホストとなってゲストを迎えるスタジオ・ライブ・シリーズ=“カメを止めるな”を主催するなど、精力的に活動中。18年ぶりのソロ・アルバム『Uta-MONO』が、2022年2月16日にリリース。
INFORMATION
2022年東名阪Live Tour
4月2日(土)/名古屋 HeartLand
4月3日(日)/大阪 南堀江 knave
4月9日(土)/二子玉川 GEMINI Theater
※各公演詳細は公式HPをチェック!
作品データ
『Uta-MONO Tomotaka IMASA Imamichi』
いまみちともたか
D.SKH-E/DSKH-2106/2022年2月16日リリース
―Track List―
01. ブリキのギターに愛を込めて-Tin man’s Ax-
02. SPICY-月下絶頂美人-
03. The 80’s-エイティーズ-
04. -AREEGATO- あり~がとう
05. J@B T@LK
06. パレードは中止 -lockdown parade-
07. 夢遊 -dream play-
08. カリスマ-Charisma-
09. 嘘のようなマジな話 -Truth lies here-
10. ぼくらのバックナンバー -centerfold mystery-
11. All Okay
12. 「うまくやれ」-Reboot-
13. How Do You Do?
―Guitarist―
いまみちともたか