ジャズ・ギター……憧れの響き。曲を聴けばコードは難解だし、少しコピーしてみたら知らないスケールだし、アプローチ方法を調べたら色んな理論があるし……もう、何から始めればジャズが弾けるようになるかわからん! という人、かなり多いのでは? また、ロックやブルースはうまく弾けるのに、ジャズへの苦手意識が払拭できない人もいるでしょう。今回は、ジャズ・ギターのアドリブを習得したいギタリストにオススメの教則本を5冊ご紹介! 自分のタイプに合いそうな1冊を見つけて下さい!
目次
- 楽しくジャズを学びたい!という人のために
『菅野メソッドで学ぶ 知識ゼロからのジャズ・ギター』 - 本気でジャズ・ギターを習得するために3年間修行!
『3年後、確実にジャズ・ギターが弾ける練習法』 - 多くの名手を育てた、ジャズ・ギター教則のマスターピース
『ジャズ・ギターの金字塔 基礎/コード・ワーク/ソロ/スタンダード曲』 - 休符なしの体育会系トレーニングで指に覚え込ませる!
『ギター無窮動(むきゅうどう)トレーニング2』 - “ジャズ技”会得への王道
『最強のジャズ・ギター練習帳(大型増強版)』
『菅野メソッドで学ぶ 知識ゼロからのジャズ・ギター』
楽しくジャズを学びたい!という人のために
聞いて話していく中で言語を習得するようなイメージのもと、ジャズ的なアプローチ=“ジャズ語”の意味と使い方を教えてくれる1冊。アドリブの基本を、最短ルートで伝授してくれます。
練習曲のコード進行をアナライズ(分析)するところから始めて、“こういう部分で使える”というフレーズや考え方を順を追って解説。それをスタンダード曲での実践形式で試していくという構成で、成長を感じながらジャズ・ギターの楽しさが味わえますよ!
『3年後、確実にジャズ・ギターが弾ける練習法』
本気でジャズ・ギターを習得するために3年間修行!
YouTubeチャンネル登録者数13.4万人(2023年6月時点)を誇るジャズ・ギタリスト、宇田大志による1冊は、“本格的にジャズ・ギタリストになりたい!”という人にこそオススメです!
指板上の音名を覚えるのに1〜2週間、メジャー・スケールを自由に弾けるようにするための練習に2〜3ヵ月など、練習方法や考え方の解説に加えて、それにどれくらいの期間をかけるべきかも記載。ないがしろにしてはいけない基礎も盛り込んだ、“確実に”弾けるようになるための、長期的な“練習計画書”です。
3年後、ボロボロになった本書を本棚にしまった時、あなたはジャズ・セッションでアドリブを弾いています!
『ジャズ・ギターの金字塔 基礎/コード・ワーク/ソロ/スタンダード曲』
多くの名手を育てた、ジャズ・ギター教則のマスターピース
日本のトップ・ジャズ・ギタリスト=小沼ようすけも愛した、ジャズ・ギター教則本界の“金字塔”。
ジャズで使われるコードや、ソロで使える考え方を教えてくれるのはもちろんですが、本書の魅力は何と言ってもスタンダード曲での模範演奏音源が素晴らしい点。コピーできる難易度でありながら、しっかりと音楽的で“ジャズ”なんです。
ジャズのアドリブを弾きたい人にはもちろん、レパートリーを増やしたい、ジャズのエッセンスをアドリブに取り込みたいという人にもオススメです!
『ギター無窮動(むきゅうどう)トレーニング2』
休符なしの体育会系トレーニングで指に覚え込ませる!
クラシックで“常動曲”と呼ばれる、コード進行に沿った音符で埋め尽くされた、休符のないノンストップ・フレーズ・エクササイズです。
“ドミナント・コード上”や“コルトレーン・チェンジ”など、シチュエーション別でのアプローチを、ひたすら弾くことで指と耳に覚え込ませます。
ギタリストには意外と多い“体育会系トレーニング”が好きな人、本書は“ジャズ筋”を鍛えるのにうってつけですよ!
『最強のジャズ・ギター練習帳(大型増強版)』
“ジャズ技”会得への王道
練習フレーズとその解説を多数収録した、2004年の刊行から愛され続ける教則本の王道。その最新版である本書にはさらに、別の書籍『ジャズ・ギター上達の裏ワザ』から美味しい部分を抜粋して掲載しています。
とにかく良質な練習フレーズをたくさん吸収したい、様々なバリエーションを網羅したい、という人はぜひ本書をチェックしてみて下さい!