こだわり尽くした1本に出会える楽器店　Smalls guitar shop

関西圏の楽器店として屈指の存在である三木楽器がついに東京へ進出！　楽器のメッカとも言える御茶ノ水にオープンしたSmalls guitar shopを訪ねた。

取材・文：編集部　撮影：星野俊　デザイン：猪野麻梨奈

由緒正しき老舗楽器店が東京に初出店

なんと創業は1825年、楽器販売は1888年から開始したという老舗の三木楽器。これまでは関西圏で楽器店や音楽教室などの事業を展開していた同社が、その長い歴史の中で初となる東京への出店を果たし、去る4月末にSmalls guitar shopをオープンした。

店頭にはエレキ・ギターとアコースティック・ギターの両方で充実したラインナップが揃う。特にエレキに注目すると、50年代～60年代を始めとするフェンダーやギブソンの希少なビンテージから、MarchioneやCollingsのようなハイエンド・モデル、Mike Baranikのような珍しいブランドまで、厳選した商品を取り揃えていることが一目瞭然だ。

また、2階にリペア・ブースが設けられているのも本店舗の大きな特徴。店頭に並べられた楽器はすべてここで理想的な状態にセットアップされているため、試奏を行なう際にも楽器の魅力を最大限に感じられるだろう。

持ち込みにも対応しており、好みの演奏性や音の方向性を相談しながら、人それぞれに最適なセットアップを提案することも多いそうだ。

また、同じく2階にはソファが置かれた商談スペースも用意されているため、大切な楽器の買取や委託の相談も落ち着いて行なうことができる。

楽器の激戦区である御茶ノ水において、Smalls guitar shopはゆっくりとギターを楽しめる“大人の隠れ家”と呼ぶべき存在。ぜひ足を運び、この上質な空間を体感してほしい。