Cの構成音と、色々な押さえ方 初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第2回 Cの構成音と、色々な押さえ方 初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第2回

Cの構成音と、色々な押さえ方 
初心者集まれ! 指板図くんのギター・コード講座 第2回

今日のテーマは「Cの構成音と、色々な押さえ方」です。「Cという名前のコードになぜ複数の押さえ方があるのか?」、「押さえ方がまったく違うのに、なぜコードの名前が同じCなのか?」という初心者が抱きがちな疑問を解消します!

文・図版作成=ギター・マガジン編集部

Cコードの代表的なフォーム

まず「C」という名のコードの代表的なフォーム(型、押さえ方)を3つ示しましょう。

これらは形が違っても、なぜCという名前なのでしょうか? それを理解するには、コードの「構成音」というものをまず知る必要があります。

Cの構成音はドとミとソ

あるコードを構成する音のことを構成音と呼びます。Cコードの構成音はドとミとソです。五線譜で示すと次のとおりです。

一番左のように、低い音から順にド・ミ・ソと並んだものは基本形といいます。右の2つのように、ミ・ソ・ドや、ソ・ド・ミなど、構成音の順番を入れ替えたものは転回形といいます。基本形も転回形も、Cコードであることに変わりはありません。

※音符にいちいちドミソという音名を付け足しているのは、楽譜が読める人にとっては違和感があると思いますが、何卒ご容赦下さい。ギター弾きには譜面に弱い人も多いのです。

さらに次のように、オクターブ違いの音が重なっても、コード名はCのままです。これはコード名というものを理解するための、ひとつの重要なポイントです。

上で示した6つのCを、指板図に置き換えると次の通りとなります。このようにフォームが違っても、また鳴らす弦の数が違っても、ドとミとソの組み合わせだけで出来ていれば、コード名はCであるわけです。

コード名と、その押さえ方は「1」対「多」

以上の説明を読んで、「腑に落ちた」とか「謎が解けた」と思った方もいるのではないでしょうか。なぜならば、ギターを始めたばかりの人の中には、「Cというコードの押さえ方は、ひとつしかない」と思ってしまう人もいるからです。また、Cに複数の押さえ方があることを知っていても、「なぜそれらが同じCというコード名で呼ばれるのか」については答えられない人もいるはずです。

しかし私たちはもう、Cの構成音はド・ミ・ソであることを知りました。ド・ミ・ソの組み合わせである限り、音の順番や数が違ってもコード名はCのままであることも知りました。それゆえにCには色々なフォームがある、ということもわかりました。コードというものを理解するための最初の難関は、すでに突破しています。

またCに限らず、どんな名前のコードであれ、色々なフォームがあります。コード名とその押さえ方は常に「1」対「多」であることを覚えておいて下さい。

なおCのフォームは、以上で示したものだけではありません。たとえば次のものも、すべてCです。

それから言わずもがなのことですが、どのフォームのCも基本的には「同じ響き」がするはずです。たとえば「こっちのCは楽しい感じの響きなのに、こっちのCは悲しい」なんてことは一切ないはずです。だからこそ、2人のギタリストが一緒に曲を弾いていて、それぞれが別のフォームのCを押さえていても問題ないわけです。

Cコードを押さえる時の指使いと、「ロー・コード」、「ハイ・コード」

Cの代表的な3つのフォームを、実際のギターで押さえる時の指使いを示しつつ、用語の解説もしておきましょう。

この図版の中の一番左のフォームは、ネックの低い位置で押さえるものであることからロー・コードと呼ばれます開放弦を含むことからオープン・コードと呼ばれることもあります

中央と右のフォームは、ロー・コードよりも高い位置で押さえることからハイ・コードと呼ばれます。どちらも人差指で複数の弦を押さえる必要があります。そのように1本の指で複数の弦を押さえることを、セーハまたはバレーと呼びます

※本講座ではこの先、コードの仕組みを説明するために、ハイ・コードも頻繁に登場させます。ハイ・コードは初心者にとっては押さえるのが難しいものばかりですが、この講座を読む上では、実際にそのコードが押さえられるかどうかは関係ありません。どうか挫折せずに読み続けて下さい。

コードを押さえる時に注意すべきこと

この講座で初めてギターの練習を始めた人もいるかもしれませんので、コードを押さえる時に注意すべき点も書いておきます。

第1は、鳴らすべき弦はしっかり押さえることです。ただし、強く押さえれば良いというものでもありません。必要最小限の力で押さえて、それでも弦はしっかり鳴る、というのが理想です。

第2は、隣の弦をミュート(消音)してしまわないこと。そのためには、弦を押さえるために使っている指を、なるべく立てる必要があります。

第3は、ミュートすべき弦は、左手の指の「どこか」を軽く触れさせることにより、その振動を抑えることです。たとえば上のロー・コードのフォームでは、ネックの上から突き出した親指の先で6弦に軽く触れています(5弦3フレットを押さえている薬指の先端を6弦に触れさせる方法もあります) 。3フレットを人差指でセーハするハイ・コードでは、人差指の先端を6弦に触れさせています。

……とはいえ、ギターを始めたばかりの頃は、ミュートまではとても気が回らないはずです。ミュートの練習は、とりあえずあとまわしでもかまわないでしょう。

※6弦の開放はCの構成音であるミなので、仮にこれを鳴らしてしまってもコードはCであることに変わりはありません。ただ、主には響きの問題から、6弦はミュートする人が多いようです。また、ロー・コードのフォームに、6弦3フレットを加える人も多いです。

今日はここまで。次回のテーマは「C6、C7、C△7の構成音と、色々な押さえ方」です。

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【CONTENTS】
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◎Cの構成音と、いろいろな押さえ方 
◎C6、C7、C△7の構成音と、いろいろな押さえ方 
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◎ルートとは?度とは? 
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◎コードは平行移動で覚えよう 
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