ハーフ・トーンって何? | ギター知恵袋:006 ハーフ・トーンって何? | ギター知恵袋:006

ハーフ・トーンって何? | ギター知恵袋:006

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
“ハーフ・トーンにしてみたら好きな音が出た”という人がいましたが、使ってるギターは普通のストラトのようでした。いったい何をしたのでしょう。

A:

ハーフ・トーンというのはピックアップの組み合わせを示す言葉の1つで、おもに使われるのはストラトキャスターの3つあるシングルコイル・ピックアップのリアとセンター、もしくはフロントとセンター、2つのシングルコイルを同時に鳴らした状態のことです。

1個だけを鳴らすのと違い、少しパコパコとした空間音のような独特な音色のサウンドになるので、特にコード弾きなどのカッティング時などに使用する人が多いです。

レス・ポールのフロントとリアの組み合わせもハーフ・トーンと呼んで間違いではないと思うのですが、一般的にはハーフ・トーン=ストラトキャスターのサウンドを指すことが多いです。

同時に使う2つのシングルコイルの磁極が逆向きに装着されている場合、ハーフ・トーンをセレクトするとノイズが軽減されます。

ちなみに筆者はフロントとセンターのハーフ・トーンが好きで多用します。

ピックアップ・セレクター
ハーフ・トーンを選択した状態
セレクター位置がリアとセンターの間ならリア+センターのハーフ・トーン(左)、フロントとセンターの間ならフロント+センターのハーフ・トーン(右)になります。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki