弦のラウンドワウンドとフラットワウンドの違いって? | ギター知恵袋:038 弦のラウンドワウンドとフラットワウンドの違いって? | ギター知恵袋:038

弦のラウンドワウンドとフラットワウンドの違いって? | ギター知恵袋:038

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
なぜ巻弦にはラウンドワウンドとフラットワウンドがあるんですか?

A:

ラウンドワウンドは、フィンガー・ノイズ(移動する指が弦に触れたときにキュッと鳴る音)が出やすいのですが、そこも含めてワイルドなサウンドを出すのに向いており、おもにチョーキングを多用するロックをプレイするギタリストに愛用されています。

巻弦の表面が平らなフラットワウンドはラウンドワウンドに比べるとサステインが少なく甘い音がするため、おもにジャズを弾く人に使われています。ジャズ・ギタリストは、どちらかと言えばスムーズな指運び(スライドなども含む)にポイントを置いてプレイするからです。

とはいえ、どちらかがロック用、ジャズ用というわけではありません。どちらの弦も一度は実際に使用してみて、各自の好みや印象で選択するのもありでしょう。

フラットワウンドとラウンドワウンド
弦の表面がデコボコになるように巻線が巻いてあるのがラウンドワウンド、表面が平らになる形状の巻線を使用しているのがフラットワウンド。どちらを選ぶかによって音色や演奏のタッチに違いがあります。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki