最初にチューニングする弦は何弦? | ギター知恵袋:059 最初にチューニングする弦は何弦? | ギター知恵袋:059

最初にチューニングする弦は何弦? | ギター知恵袋:059

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
チューナー使わないでチューニングする場合、最初の1本の音はどう合わせるのですか?

A:

昨日もギターを弾いたというような場合はほとんどの弦は合っていて、せいぜい数本が合っていないくらいのものなので、適当に弾いてみて、音が合っている弦を判断、その弦を基本としてズレている弦を合わせます。

バンドでの演奏中なら、キーボーディストにA音(ラ)を鳴らしてもらい、それとギターの5弦開放の音を合わせて調整します。キーボードやピアノはその設定状態によって多少音程の設定が違う(A音が440Hzか441Hzかなど)ことがあるので、その音に周囲が合わせるという意味もあります。

また、音叉という5弦5フレットのハーモニクス音(A音)を鳴らすことのできるグッズがあるのですが、それはエレキ・ギターのチューニングにも一応は使えます。基準の音に合わせる最初の弦は5弦が基本で、まずはギターの5弦を正確な音に合わせてから、それに合わせてほかの弦を調整していくという流れが一般的です。

音叉
音叉。右部分を持って、左のU字型部分で適度な固さの部分(堅い物を叩くのはNG)を叩くことでポーンという音(A音/440Hz)を出します。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki