ピックを弦に当てる角度の良い悪い | ギター知恵袋:075 ピックを弦に当てる角度の良い悪い | ギター知恵袋:075

ピックを弦に当てる角度の良い悪い | ギター知恵袋:075

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
ピックの弦への良い当て方、悪い当て方はありますか?

A:

ピックの当て方に関して、何が正しくて何が悪いということはなく、自分の好きな角度でOKです。

教科書的には、ダウン・ピッキングの時もアップ・ピッキングの時も、ピックを弦に対して平行かつ垂直(下写真左)に当てるほうが望ましいのかもしれません。ただし、わりと斜めにピックを当てる人もいますし(下写真右)、単音を弾くにはピックの動きは上下というより前後も含む動きなので問題ないです。

弦に対してピックが水平(左)と斜め(右)
教本などでは左のように弦とピックが水平になることを推奨していることもありますが、本人が弾きやすければ弦に対してピックが斜めになっていても(右)問題ありません。

そのうえでアップ・ピッキングしてみた時に“なんだか弾きにくい”と思うことがあるなら、ピックを当てる角度を修正する必要があるかもしれませんし、問題ない!大丈夫だ!と思ったとしたら、そのままの角度でOKということです。

演奏の上達の鍵という意味で考えると、ピックを弦に当てる角度を気にするよりも、ピックを“握りしめ過ぎない”ように注意することのほうが重要です。

コード・ストロークと単音ピッキングの違い
多くの弦を弾くには腕を上下に振るが、1本の弦を弾くには斜めでもOK。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki