チョーキングの音程が安定しない | ギター知恵袋:081 チョーキングの音程が安定しない | ギター知恵袋:081

チョーキングの音程が安定しない | ギター知恵袋:081

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
チョーキングした際の音程が安定しません、どうしたら安定しますか?

A:

出したい音程を(チョーキングなしで)他の弦で鳴らし、その音とチョーキングした音を交互に弾いてみましょう。

例えば、3弦7フレットのレ音をチョーキングしてミ音にするならば、そのチョーキング音の目標音と同じ音程である1弦開放のミ音(もしくは2弦5フレット)と交互に鳴らし、両者の音程の差をなくしていく練習をします。

これは全音(1音)チョーキングの例でしたが、半音チョーキングでも同じようにチョーキング音と目標音を交互に鳴らして練習してみましょう。

ここで注意したいのは、アーム付きのギターでチョーキングする時は他の弦も引っぱられますので、“チョーキングしていない状態で出した目標音”と比べるようにするということ。

ただしチョーキングで弾く時はビブラートを併用することも多いので、その場合はハッキリとした丁度の音程でなくてもわりと大丈夫……な面はあります。

しかし、あくまでも訓練はして、しっかりチョーキングの音程を安定させたうえで、ビブラートさせたいものです。

1弦開放音と3弦7フレットを1音チョーキングして出すミの音が同じになっているかどうかを確認する例
写真は1弦開放音のミの音(E音)と3弦7フレットを1音チョーキングして出すミの音(E音)が同じになっているかどうかを確認しながら弾いている例。チューナーを見て音程を確かめながらチョーキングしてみるのも良い訓練になります。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki