パワー・コードを弾くとCDの音と違う感じになる | ギター知恵袋:089 パワー・コードを弾くとCDの音と違う感じになる | ギター知恵袋:089

パワー・コードを弾くとCDの音と違う感じになる | ギター知恵袋:089

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
譜面を見てパワー・コードのフレーズにトライしています。音程は合っているようですが何かCDと音色が違います。

A:

譜面には基本的には“左手で押さえる音程のみが書かれている”と思って下さい。単にパワー・コードのタブ譜があったとしても、その音出し具合(弾き方)は多々あるのです。

6~5弦でパワー・コードを弾く譜面だとしましょう。その場合、“右手側面を6~5弦あたりに乗せたままピッキングする”、“ピッキングしてすぐに右手側面を6~5弦に乗せる”、“右手側面を6~5弦に乗せてピッキングして、すぐに左手を浮かす”、“特に右手側面は使わずにピッキング”と、色々な方法が考えられます。

これらは“ミュート”の入れ具合のバリエーションです。色々と試してみて、出てくる音色/サウンドの特徴を理解しましょう。そのあとでCDを聴けば、どのプレイが一番近い音色なのかがわかってくると思います。

パワー・コードの譜例
パワー・コードの譜例。どんなミュート具合でも同じ“M”で記されるため、そのニュアンスは音源で確認する必要がある。譜面によっては“P.M.”=パーム・ミュートといった表記の場合も。(編集部)

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『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki