不要な弦を弾いてしまって困っている | ギター知恵袋:124 不要な弦を弾いてしまって困っている | ギター知恵袋:124

不要な弦を弾いてしまって困っている | ギター知恵袋:124

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
弾いている弦以外の弦の音がときどき鳴ってしまうのですが、どうしたら良いでしょう?

A:

ギター・プレイの最中に、左右の余っている指、および右手の側面(小指の下あたり)などを使って弾いていない弦に触れるようにして音を消す/出さない(ミュート)ようにします。

この“弾いていない弦に触れて音を鳴らさないようにする”工夫を意識していくことで、ミュートの加減の技術が上達します。

例えば3~1弦あたりでリード・ギターを弾いている時には、右手を6~5弦にどっしりと乗せる感じにして完全にミュート、でも6弦~4弦を弾きたくなったら、乗せていた右手を6~5弦からサッと離す……日々ミュートを意識することで、こうした演奏内容に合わせた臨機応変な対応が徐々にできるようになっていきます。

ミュートしようと“考える”のではなく“自然に”ミュートしてしまうくらいにしたいですね。そのためには“特に余弦を鳴らさないように意識したい時だけ”ミュートするのではなく、“常に弾いていない弦の音はミュートしておく”のだと思って練習して下さい。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki