練習とは引き出しを増やすこと | ギター上達100の裏ワザ:013 練習とは引き出しを増やすこと | ギター上達100の裏ワザ:013

練習とは引き出しを増やすこと | ギター上達100の裏ワザ:013

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

アドリブがうまくなるには ➡ ジャンルごとに“慣れたフレーズ”をキープしておく

 上級者は、ギターに触れた最初に必ず“肩ならし”的なフレーズを弾きます。あれは、それまでに培ってきた“慣れたフレーズ”を少し弾くことで感覚を確認し、本番プレイの準備をしていると言えます。つまり、上級者は多くのフレーズをキープしているのです。ということは、“キープ・フレーズを増やすこと”が上達という言葉につながっていると思いませんか?

 家具のタンスに例えてみましょう。タンスにはいくつかの引き出しがあり、上着、下着、靴下、シャツなどの衣類を分類し、それぞれにはシャツならシャツと同系列の物をしまいます。それらを自分の好みで組み合わせて着こなし、他の人が見ても“カッコ良い”と思ってくれる──これがオシャレというものです。

 ギター・プレイも、ジャンルごとにフレーズを用意してあり、それらを自由自在に組み合わせることで、“カッコ良い”と思ってもらえるオシャレなプレイを弾きたいものです。“引き出しフレーズ”を増やしていくことを意識しましょう。

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『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki