見て盗む | ギター上達100の裏ワザ:015 見て盗む | ギター上達100の裏ワザ:015

見て盗む | ギター上達100の裏ワザ:015

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

教則動画を見る時には ➡ 言葉としてはしゃべっていない部分を探れ

 せっかく教則DVDを買ってきても、1回しか見ていない……なんてことはありませんか? これでは宝の持ち腐れです。教則DVDの講師が言葉で解説していることは、1回の視聴でおよそ理解できますが、“もうわかった”と思うのは早過ぎます。

 映像には、多くのヒントが隠れています。講師側は、60分ものなら60分以内で、伝えるべきことを話して撮影しているわけですが、時間の制約上、本当はその2倍3倍の伝えたいことがあったり、細かい説明を省かなければいけない場合があります。その“言葉としてはしゃべっていない部分”を探ることが、とても重要なのです。

 教則DVDを見ながら、“この講師はなぜこんなことを言っているのだろう?”、“今言ったことは、可能性として、どう広がるのだろう?”と、少しだけ疑問を持ってみることが、自分の上達につながります。

 そして、映像を何度も見ていると、伝染することがあります。

 例えば、

  • 1〜2〜3〜4〜と数えてから弾き出す
  • 足でリズムをとっている
  • 最後の音符をちゃんと拍通りに伸ばしている
  • 音の終わりをキッチリと区切っている
  • しゃべる時は、ボリュームをゼロにする

などの丁寧な行動や、ギターを弾く動作そのものに多くのヒントがあります。

それは“せっかく買ったものだから有効活用しよう”という意識を持つと、見つかるものです。また、2〜3年経ってから見ると、最初に気がつかなかったヒントを見つけたりします。それは、2〜3年の間に、あなたが何らかの上達をしてきた結果、見つけることになるという、精神向上の証明でもあるわけです。

 加えて、これは教則DVDだけでなく、ライブDVDでも同様ですが、自分より上手い人のプレイは、見ているだけで“伝染”するものです。東京出身の女の子が、関西出身の男と付き合うと、女の子に関西弁が移ってしまうことがありますよね。これと同じように、映像をボーッと見ているだけでも、人間には“見て盗む”という機能が働くのです。例を挙げれば……

  • 薬指でチョーキングをする時には、中指も補助している
  • チョーキングをする時には、親指がネックを握りしめるような雰囲気
  • 1フレーズ弾くと、ちょっと呼吸をしている

などの肉体の動きから、ギターの上手い弾き方を、体が勝手に学んでしまうことがあります。これこそが、“見て盗む”ということです。

教則アイテムをフル活用せよ
教則アイテムをフル活用せよ

『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki