録音物を貯めて、あとで聴け | ギター上達100の裏ワザ:048 録音物を貯めて、あとで聴け | ギター上達100の裏ワザ:048

録音物を貯めて、あとで聴け | ギター上達100の裏ワザ:048

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

自分の欠点を知るには ➡ 過去の音を聴こう

 録音の話の続きです。

 録音したものをその都度、聴きつつ練習することももちろんOKですが、“日にちを置いてみる”という手もあります。今日上手く弾けたプレイが、数日後に聴くと下手に聴こえたりします。その理由は、“冷静に聴ける”から、そして練習したことによって“耳の音感が向上”しているからです。これによって、“自分のどこが下手か?”がわかると、次に目指すべき目標が生まれます。

 さらに言えば、録音したテープやファイルには、録音日時や内容などを書き込んでいきましょう。“何日も経った頃、過去のものを聴く”──これが面白く、重要です。

 また、他人に聴いてもらう音源は、さらに日を置いて、修正も考えつつ進化させていくべきです。すると徐々に、“発表する作品”、“発表できる作品”に近づいていきます。こういったくり返しが、上達につながるのです。

録音メディアは1本を使い回さないで、何本も使って保存しておこう
録音メディアは1本を使い回さないで、何本も使って保存しておこう

『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki