自分で作る練習フレーズ | ギター上達100の裏ワザ:059 自分で作る練習フレーズ | ギター上達100の裏ワザ:059

自分で作る練習フレーズ | ギター上達100の裏ワザ:059

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

難しいフレーズを攻略するには ➡ 乗りやすいフレーズに発展練習

1つのリズムをマスターするには、練習譜を自分で考える
1つのリズムをマスターするには、練習譜を自分で考える

 上の譜例のEx-1を的確にプレイするのは、意外に難しいものです。小さなリズムのくり返しよりも、小節の途中で1音を鳴らすことのほうが、ある意味では難しいのです。例えるならば、15分の曲の中で、叩くのが1回だったりするクラシック・オーケストラのシンバル奏者です。

 Ex-1を上手く弾くためには、Ex-2、3などの練習をしましょう。これは一例です。あなたにマスターしたい新しいフレーズが見つかった際(Ex-1パターンとして)、そのリズムを攻略するために、そこからリズムに乗りやすくなる練習フレーズをいくつか考え出して(Ex-2、3パターン)、その全部を弾けるように練習する──これも上達法です。

 つまりEx-1において、“何をどう、どのタイミングで鳴らすのか?”という音楽構成の意味を想像しないと、Ex-2、3は思いつきません。音とリズムの意味を考えていくことはとても大切なのです。

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『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki