親指の位置その1 | ギター上達100の裏ワザ:066 親指の位置その1 | ギター上達100の裏ワザ:066

親指の位置その1 | ギター上達100の裏ワザ:066

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

コード・プレイのコツは ➡ 親指の位置は2ヵ所しかないと認識すること

親指の位置は、ほぼ2ヵ所

 プレイ中の左手は、親指を支点として人差指〜小指を動かします。その親指に注目して下さい。“C-Am-Dm-G7”の進行を弾く際、親指はネックの1フレット裏側よりやや上で触れているはずで、そこからは動きません。セーハのないコード・チェンジでは、親指(&人差指の付け根)は、離さず固定したまま行なうのがコツです。

 しかし、Fコードなどのセーハを使う際には、(人差指の付け根は離して)ネック裏の真ん中辺りに親指を移動させます。つまり“親指の上下位置は、ほぼ2ヵ所”と言えるのです。

 コードを押さえるたびに、親指が何となくバラバラな位置に動くのでは、上手いとは言えません。この2ヵ所を素早く移動させることが、上手いプレイをするコツです。ちなみに、裏ワザ063で示した6弦を親指で押さえる場合も、大きく移動するというよりも、少し曲げるくらいの動きにするのが上手いやり方です。

『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki