レス・ポールの半速録音 | ギター上達100の裏ワザ:076 レス・ポールの半速録音 | ギター上達100の裏ワザ:076

レス・ポールの半速録音 | ギター上達100の裏ワザ:076

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

ウルトラ技なサウンドを作るには ➡ 半速で録音する

 ギタリスト、レス・ポールの使っていたワザです。本来の楽曲スピードを、半分のスピードで再生しながらギターを録音し、本来のスピードで再生させる──これは、難しいフレーズをごまかすための方法ではなく、従来のギターでは出せないサウンドを作り出すことができるものです。結果的に、サウンドは1オクターブ高い音程でできあがり、つまりは、24フレット以上の音程も作れるのです。

レス・ポールが使っていた半速録音ワザ
レス・ポールが使っていた半速録音ワザ

 また、半速でプレイするということは、自分のプレイを改めて丁寧に弾く訓練にもなります。“速く弾くより、遅く弾く方が難しい”という部分でも、上達につながっているわけです。

 レス・ポールは、多重録音の機械を発明した人でもあり、こうした半速録音と共にダビングを加えて、実に華麗なサウンドを作り出しました。そうしたアイディアは、“知って”、“盗んで”、“応用”すればいいのです。

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『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki