メトロノーム活用法 | ギター上達100の裏ワザ:088 メトロノーム活用法 | ギター上達100の裏ワザ:088

メトロノーム活用法 | ギター上達100の裏ワザ:088

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

ジャストなテンポ・キープをするには ➡ メトロノームの音が消えるように弾く

 “点”をメトロノーム(or リズム・ボックス)のクリックとして、トライしてみます。“点”に対してジャストで弾くことができれば、音は2つ重なりますから、自分の耳から遠いクリック音は聴こえなくなります。つまり、ギターの音しか聴こえない状態が続くことが、“ジャストで乗れた”ということです。

メトロノームにジャストでリズムを合わせる練習
メトロノームにジャストでリズムを合わせる練習

 実際には、これを5分続けるのは難しいことです。どうしてもズレて両方の音が聴こえてしまいます。しかし、何十分か続けることで、ギターが先に聴こえるのか、後に聴こえるのかがわかってきます。それこそが、“前ノリ” “後ノリ”を知ることになるのです。

 さらにこれを、自分で“前ノリの連続” “後ノリの連続”で弾き分けられれば、ノリをコントロールできる、と言えます。この“連続”がテンポ・キープです。

 “点”を表拍で鳴らすだけでなく、裏拍、あるいは2/4拍目、または3拍目だけ鳴らす……というような、くり返しの難しいタイミングでの練習もしてみましょう。

1拍目以外でクリックを鳴らして練習
1拍目以外でクリックを鳴らして練習

『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki