作曲の練習とは、「駄作を何十曲と完成させていく」こと | ギター作曲100の裏ワザ:002 作曲の練習とは、「駄作を何十曲と完成させていく」こと | ギター作曲100の裏ワザ:002

作曲の練習とは、「駄作を何十曲と完成させていく」こと | ギター作曲100の裏ワザ:002

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

作曲をマスターしていくには ➡ 完成させることに慣れる

 ギターの腕前上達を目指すなら、“慣れる”ことです。それは、1日に8時間練習すれば慣れていくということではなく、短時間でも毎日なぞって練習することでフレーズを弾くことに両手が慣れていくのです。ギターの練習があるのだから、作曲にも練習は必要です。では、作曲で言う“練習”って何でしょう? それはズバリ、「駄作を何十曲と完成させていく」ことです。

 最初からギターが上手に弾けるわけがありません。最初は、おぼつかない手で「よいしょ、こらしょ」と練習してきたはずです。作曲も進歩していきたいのなら、フレーズが浮かんだとか、メロディを作ったとかじゃなく、楽曲をきちんと完成させるということ実行しましょう。「どんなものでもいい」という入り口からでかまいません。自分内評価としての駄作を何曲も蓄積させていくことが、練習に値するのです。「イントロ〜平歌〜サビ(くり返し)〜エンディング」でコードも付けて、それで1曲として録音して貯めていく。その方が上達するということです。

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『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki