アコギでソロ・インスト | ギター作曲100の裏ワザ:037 アコギでソロ・インスト | ギター作曲100の裏ワザ:037

アコギでソロ・インスト | ギター作曲100の裏ワザ:037

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

どうやってメロディを作るか分からない人は ➡ 左手の届く限界を知れば、気持ちがラクになる

アコギでフィンガー・ピッキングをやっている人は、裏ワザ034035の譜例が割とラクに弾けたはずです。この2つの譜例に、アコギのソロ・インストでメロディを作るヒントがあります。

当たり前のことですが、手が届かないフレットの音は同時には鳴らせません。ある程度のコード音を残しつつメロディを弾くには、余ることの多い小指を使うか、コードを押さえている指を離す(開放弦使用)か移動したフレットでメロディを作る、というのが基本になります。

例えば、ロー・ポジションCコード近くで指が届く範囲は、次の図の薄いグレー部分です。

Cコードをなるべく押さえたまま、メロディが弾けそうな範囲
Cコードをなるべく押さえたまま、メロディが弾けそうな範囲

薬指のド(5弦3フレット)を残したまま、指の動かせる範囲が点線内。メロディで重視されるトーン6割の法則が「ドレミ……」と表記したフレットです。これで、メロディに使用する音を莫大な量から選ばなくても済みます。もし違うメロディにしたい場合は、ハイ・ポジションを使用すればいいのです。

Aを弾く時に5フレットあたりを使うと、1弦8フレットあたりまで指が届きます。その際に5弦開放をルート音として使えば、左手がラクになります。同様に、Eルートでは6弦開放、Dルートでは4弦開放を使えば、かなりハイ・ポジションでもメロディが弾けます。これら以外のコードでは、セーハが必要であったり、どこかでベース音を押さえるとしても、この3種類が出てきた時だけはラクができます(下の図以外のポジションもたくさんあります)。

開放弦をベースとすれば、ハイ・ポジション・プレイがラクになり、可能性も広がる
開放弦をベースとすれば、ハイ・ポジション・プレイがラクになり、可能性も広がる

この3種類に関してはメジャー・コードだけでなく、マイナーでも、複雑な構成音のコードでも、とりあえず「AとEとDをベース音にすれば、ハイ・ポジション・プレイもラク」ということです。

例えば、Aキーのスリー・コード・ブルースをセブンスを使用して弾く場合でも、ずっと開放でベース音を弾き続け、ハイ・ポジション・プレイをすれば、幅広く指板を使って演奏することができます。

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki