地声から裏声に変わる音程を知っておくこと | ギター作曲100の裏ワザ:047 地声から裏声に変わる音程を知っておくこと | ギター作曲100の裏ワザ:047

地声から裏声に変わる音程を知っておくこと | ギター作曲100の裏ワザ:047

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

キーに迷ったら ➡ 低音と高音でポジション探し

自分の歌える範囲の音程(一番高い音から低い音まで)のことも、“キー”と呼びます。自分が出せるキーは、日ごろから把握しているといいでしょう。たいていの人は、2オクターブくらいです。

よく「4オクターブ出せる人」なんて話を耳にしますが、声が出せることと歌いやすさは別ですし、裏声もまた別の話です。

また一般的に、男性と女性は出せる音程が1オクターブ違うと言われています(もちろん、例外もありますが)。

そこで、自分のキーをギターのフレット・ポジションで確認してみましょう。特に重要なのは、地声から裏声に変わる音程を知っておくことです。

男性キーと女性キーの例。自分もギター・ポジションで確認しておこう
男性キーと女性キーの例。自分もギター・ポジションで確認しておこう

曲ができたらメロディだけを弾いてみて、一番高い音と低い音をフレットで確認し ましょう。

2オクターブを越えていると、ステージでは無理が出てきます。また、ギリギリの高さで作ると体調によっては出せない日もあるので、余裕を持ってそれより少し低めで考えておいた方が無難でしょう。

何曲もこの確認作業をしていくと、その後の作曲時において、自分のキーと合っているかどうかの判断基準ができてきます。

『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki