イメージ作りのポイント | ギター作曲100の裏ワザ:067 イメージ作りのポイント | ギター作曲100の裏ワザ:067

イメージ作りのポイント | ギター作曲100の裏ワザ:067

ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す!

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

異性の曲を作るには ➡ 複数のアーティストの曲を聴こう

 人に曲を提供するには、イメージが大切。好き勝手に作るわけにはいきません。

 もし異性に曲を作るなら、その異性のイメージに近い複数のアーティストの曲を何曲か聴いてみましょう。5曲も聴けば、脳裏に異性のキーの感覚と「あぁ、これくらいの声が気持ちいいんだな」という雰囲気が残ります。それが残ったままの状態で作曲をします。

 次の日も、また何曲か聴いてみましょう。「昨日、聴いたからOK」では、脳内で勝手に移調しちゃうのでダメ。「それっぽいキーの感覚」が残っていてこそのワザなので、作るたびに改めて聴き直すことが重要です。

 さらに、春夏秋冬に対するイメージが異性では違うかもしれません。“クリスマス”“夏休み”“雪”といったキーワードがコード選びに関係してくるので、どのコードがふさわしいかを探る練習もしておきましょう。

 とは言っても、これは人それぞれ好みの問題でもあります。コード進行やコード1個が持つ響きに対して、自分がどのようなイメージを持っているかのストックを増やしていくことがいいという話です。

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『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
紙版発売日2010.03.19
紙版ISBN9784845617968

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki