文:井戸沼尚也、編集部 製品撮影:星野俊
リファレンス・ケーブル
RIC 01
ライブでの使い勝手にフォーカス
1992年に創立したイタリアのメーカー、リファレンス・ケーブル。用途に合った最適なサウンドを提供するために研究を重ね、無酸素銅(99.97%)による高音質なケーブルを制作している。本モデルは特にライブで最高のサウンドを獲得できるよう設計された、同社のランドマークとなるケーブル。ほかにもロック向きのRIC-S01 R、レコーディングに特化したRIC-S01をラインナップ。
NISHIDA’S COMMENT
音量が大きくて派手、それにレンジが広いです。
ハイからローまで全部出ていますね。現代的なチューニングではあえて抑えるような低域まで鳴ります。ハイもしっかり出ていて音が派手ですし、音量も大きいですよ。とにかく上下にレンジが広いので、普通なら耳に刺さりそうなハイも、その下の帯域もしっかり出ているから痛い印象になりません。ギターに特化したチューニングではなさそうですが、弾いていて楽しいですし、きっとシンセ・ベースで使ってもカッコいいと思います。
ライン録音レビュー
全帯域が強く、特にローにパンチがあり低音弦でザクザク刻むのが気持ち良い。シンセなど広い音程が出せる楽器にも。(編集部)
Reference Cables
RIC 01
価格 : 13,600円(3m S-S)(税抜)
フリーバード ☎050-5436-0415
https://freebirds.biz/referencelaboratory/
*本記事はギター・マガジン2020年10月号にも掲載されています。
本号の特集は「’70s BLUE NOTE〜70年代ブルーノートとクロスオーバー前夜のギタリスト」。”新時代の音を作ってやる”という気概のこもった当時のギタリストたちのプレイと、デヴィッド・T.ウォーカー、リー・リトナーらの証言インタビューで、彼らのドラマと偉業に迫っていく。