江口雄也(BLUE ENCOUNT)の使用機材を一部紹介! 江口雄也(BLUE ENCOUNT)の使用機材を一部紹介!

江口雄也(BLUE ENCOUNT)の使用機材を一部紹介!

BLUE ENCOUNTの最新作『Q.E.D』について、ギターの江口雄也とボーカル&ギターの田邊駿一にインタビューを敢行。取材時には所有機材の一部を持ってきてもらった。ここでは江口のギターとペダルボードの写真をお見せしよう。インタビュー記事と合わせてチェックしてほしい。

取材=福崎敬太 撮影=星野俊


FREE THE TONEのEQが活躍しました。

 『Q.E.D』ではES-335の赤と黒がメインで、それと去年買ったストラトキャスターですね。アンプはライブでも使っているBadCatのLynx50をレコーディングでも使うので、機材はわりといつもどおりです。
 一昨年くらいにBadCatに新しくカスタム・モデルを作ってもらったんですよ。なので歪みは基本的にLynx50で。あとは、FREE THE TONEのEQ(PA-1QG)が非常に優秀で、かなり活躍しました。あれを1個持っていたらすべてにおいて事足りるっていうくらい、便利なんですよ(笑)。効きがすごく良いのに変に音痩せしたり、印象が変わったりしないんです。めちゃくちゃオススメですね。

──江口雄也

EGUCHI’S GUITAR

Gibson
ES-335

Gibson ES-335

『Q.E.D』のレコーディングでもメインで活躍したギブソンのES-335。江口のトレードマークにもなっている1本だ。チューニングが狂いやすかったためペグは交換しているが、そのほかに大きな改造点はない。

Gibson
ES-335

Gibson ES-335

このオール・ブラック・フィニッシュのES-335は2018年に手に入れた1本。1963年リイシュー・モデルで、大きな改造点はなし。『Q.E.D』では少し硬い音が求められる時にこちらの335を起用したとのこと。

Fender Custom Shop
Stratocaster

Fender Custom Shop Stratocaster

2019年に入手したフェンダーカスタムショップ製のストラトキャスターも今作では登場したそう。グリーン・メタリック・フィニッシュにハードなレリックが施されたクールな1本。1962年製をベースに製作されたモデルだ。

EGUCHI’S PEDALBOARD

EGUCHI'S PEDALBOARD
江口のメインボードがこちらで、取材時には撮影できなかったサブボードと合わせてひとつのシステムになる。完全版はまたの機会にお届けするとして、全体の使い方は次のとおり。まずギターから②に入り、スイッチャー③へ。③のループにはL1にコンプ④、L2にオーバードライブ⑤、L3にディストーション⑥、L4にEQ⑦、L5にサブボードのEventideのH9(マルチ・エフェクター)、L6にディレイ⑧、L7にリバーブ⑨、L8にサブボードのDigiTech Whammy DT(ピッチ・シフター)という構成。特にプログラマブルEQ⑦は『Q.E.D』のレコーディングで活躍したようだ。

①FREE THE TONE/MB-5(MIDIスルーボックス)、②FREE THE TONE/JB-82S(ジャンクション・ボックス)、③FREE THE TONE/ARC-3(プログラマブル・スイッチャー)、④FREE THE TONE/SC-1(コンプレッサー)、⑤Bad Cat/SIAMESE DRIVE(オーバードライブ)、⑥weed/MT-2 Mod(ディストーション)、⑦FREE THE TONE/PA-1QG(プログラマブルEQ)、⑧strymon/TIMELINE(マルチ・ディレイ)、⑨strymon/blueSky(リバーブ)、⑩TC Electronic/polytune2(チューナー)、⑪Shin’s Music/Perfect Volume Hybrid(ボリューム・ペダル)

最新作

『Q.E.D』 BLUE ENCOUNT

『Q.E.D』 BLUE ENCOUNT

キューン/KSCL-3275/2020年11月18日リリース

―Track List―

01.STAY HOPE
02.バッドパラドックス
03.ポラリス
04.FREEDOM
05.棘
06.VOLCANO DANCE
07.HAPPY ENDING STORY
08.あなたへ
09.ユメミグサ
10.ハミングバード
11.喝采

―Guitarists―

江口雄也、田邊駿一