Axis’ Gear|ken(L’Arc〜en〜Ciel)30th L’Anniversary LIVE 2022年5月21日/22日@東京ドーム Axis’ Gear|ken(L’Arc〜en〜Ciel)30th L’Anniversary LIVE 2022年5月21日/22日@東京ドーム

Axis’ Gear|ken(L’Arc〜en〜Ciel)
30th L’Anniversary LIVE 2022年5月21日/22日@東京ドーム

L’Arc〜en〜Cielの30周年記念イヤーの締めくくりとなる、“30th L’Anniversary LIVE” @東京ドーム公演でのライヴ機材写真を入手! ここではkenの機材群をご紹介しよう。また、ギター・マガジン2022年9月号では、本公演のライヴレポートも掲載しているのでぜひチェックを!

機材写真=REISHI EGUMA [C-LOVe CREATORS] ライヴ写真=Takayuki Okada/Toshikazu Oguruma/Hideaki Imamoto/Yuki Kawamoto/Hiroaki Ishikawa

kenの使用ギター

Fender Ken Stratocaster Experiment #1

本公演で一番登場頻度の高かったのが、Experiment=実験と名付けられたこの新しいストラト。ボディのエルボーカット部には金箔が貼られており、日本の“金継ぎの陶器”を彷彿させるエレガントなデザインだ。剛性を高めるため、ボディのバックコンター加工がされていないのも特徴。材構成はアルダーボディにメイプルネック&指板で、ネックシェイプは極太だ。ピックアップはボディにダイレクトマウントされており、図太い音像とダイレクトなフィーリングを実現している。

ボディ背面のキャビティ内にも金箔が貼られている。
圧倒的な存在感を放っていた新シグネチャーの“Experiment #1”。

Fender Custom Shop Ken Stratocaster Paisley Fantasy

2016年にマスタービルダーのグレッグ フェスラーによって製作された、ペイズリー柄が特徴の1本。ダイレクトマウントされたピックアップや、アクリル製のピックガードなど、本器の仕様の多くが“Experiment #1”へと受け継がれている。今回のライヴではサブステージで演奏された「Sell my Soul」、「LOST HEAVEN」、「Singin’ in the Rain」で登場した。

中央のトーンノブは、マスタートーン+フロントPUのON/OFF切り替え。左側のトーンノブはフロントとリアPUのバランサーとして機能している。

Fender Custom Shop Ken Stratocaster Galaxy Red

kenの初代シグネチャーモデルのストラトキャスター。こちらもPaisley Fantasyと同じく、グレッグ フェスラーの手によって製作された1本。前述の2本と同じくアルダーボディ×メイプルネックの仕様だ。今回はワイヤレスでプレイされた「Driver’s High」、「Pretty girl」、「STAY AWAY」で活躍。

スプリングにはRaw Vintageを採用。写真のキャビティー周りのレリック加工はken自身の手によるものだそう。

Fender American Acoustasonic Stratocaster

サブステージの「星空」では、このアコスタソニックストラトキャスターで芳醇なトーンを響かせていた。アコースティックだけでなくエレキのトーンも出せるのが特徴のモデルだ。

kenのサウンドシステム

Live Sound Systems

2011年にシステムの基盤が構築された現在のルーティングシステム。巨大なシステムだが、歪みのバリエーションは大きく分けてバッキング用とソロ用の2種類となっている。ここからは、これらに接続されているエフェクター群の詳細を解説していこう。

Routing Unit A

まずはペダル群を制御するこちらのシステムをRouting Unit Aとして見ていこう。画像最下段のFREE THE TONE製ルーティングユニットに各エフェクターが接続され、複雑なルーティングを構成している。ギターの信号はこのシステムを通り、クリーン用のTwo Rock Classic Reverb Signatureに使用されるRouting Unit Cか、ソロ/バッキング用のSuhr ML-100のどちらかに送られる。

ボード①

①、②ーFREE THE TONE/OVERDRIVELAND(オーバードライブ)

こちらの2台がkenのメインの歪みペダル。より“楽器的”なギターサウンドにしたいという本人の要望を受け、FREE THE TONEによって製作されたモデルだ。①が18Vで駆動するバージョンで、おもにギターソロで使用。②はバッキングで使うことが多い。こちらは電圧を可変可能な仕様へ改造されている。

ボード②

①ーFREE THE TONE/COSMIC WAVE(モジュレーションディレイ)
②ーFREE THE TONE/CRUCHY CHIME(EQ&ブースター)
③ーFREE THE TONE/SILKY GROOVE(コンプレッサー)
④ーWalrus Audio/Julianna(コーラス&ビブラート)
⑤ーPedal Pawn/CHICKEN QUIFF(トレモロ)
⑥ーFREE THE TONE/INTEGRATED GATE(ノイズリダクション&ゲート)

ボード②には空間系&ダイナミクス系ペダルがまとめられている。②→③の接続順はkenのこだわりによるもので、この順番のほうがアンプとの相性が良いとのこと。

ボード③

①ーShin-Ei/Uni-Vibe(コーラス&ビブラート)
②ーFREE THE TONE/PA-1QB(プログラマブルEQ)

こちらはRouting Unit Aの最後段に接続される2台。①はkenのサウンドには欠かせないエフェクターの1つであるビンテージのUni-Vibe。②のプログラマブルイコライザーはギター用(PA-1QG)もラインナップされているが、kenはベース用をチョイスしていることもポイント。

ボード④(ステージ足下)

①ーFREE THE TONE/ミュートスイッチ
②ーSonic Research/ST-200(チューナー)×2
③ーVOX/VOX製ワウ
④ーShin-ei/Uni-Vibe用コントローラー

ステージでの足下。とてもシンプルなレイアウトだ。

ボード⑤

kenのサウンドをコントロールする3台のRocktron製MIDIスイッチャー。これらはラックシステム内のEDIROL製UM-880(MIDIインターフェース)へ接続されている。

Routing Unit B

下から1番目に位置するFREE THE TONE製のルーティングユニットを、Routing Unit Bとして解説しよう。こちらはSuhr ML-100のセンド/リターンに接続されており、おもに空間系エフェクターを制御する役割を担っている。

ボード①

FREE THE TONE/FF-1Y-K(プログラマブルディレイ)×2

Routing Unit Bに組み込まれているのはこちらのボード。kenのシグネチャーモデルであるFREE THE TONE製のプログラマブルディレイだ。膨大な数のプリセットを2台に分けてセッティングしている。

Routing Unit C

①ーRoland/SDE-2000(ラックディレイ)
②ーRoland/SDE−3000 A(ラックディレイ)
③ーt.c.electronic/TC2290(ラックディレイ)

こちらのシステムは、Routing Unit Cを通過しクリーン用にセッティングされたTwo Rock Classic Reverb Signatureのインプットへ接続される。クリーンサウンド時のディレイは、これらのラックディレイの音色を使用しているようだ。上から3段目のAlesis製Q20(リバーブ)もセットされているが、現在は結線されていない。

Amplifier&Cabinets

Suhr ML-100HEAD

Two Rock 2-12 Speaker cabinet

歪み用としてセットされてるこちらのアンプ&キャビネット。アンプ本体はクランチサウンドにセッティングされているようだ。センド/リターンにはRouting Unit Bが接続されている。

Two Rock Classic Reverb Signature

Kerry Wright 2×12 Open Back Cabinet

クリーンサウンド用としてセットされているアンプ&キャビネット。kenの煌びやかなクリーンは、こちらの組み合わせによるサウンドだ。キャビネットのスピーカーはCelesion製のG12-65を採用している。

Fender The Edge Deluxe/Deluxe Reverb

こちらはサブステージ用のFender The Edge Deluxe。左側にはFender Deluxe Reverbがサブアンプとしてセットされていた。

ギター・マガジン2022年9月号
『JEFF BECK WITH……』

本公演のライヴレポートはギター・マガジン2022年9月号に掲載。表紙特集はジェフ・ベック! ジョニー・デップとの意欲作『18』を急遽リリースしたジェフ・ベック。彼の創作意欲を駆り立てる共作者たちを総まとめ。