ircleの4thフル『ふるえる』で仲道良が使用した2本のテレキャスター ircleの4thフル『ふるえる』で仲道良が使用した2本のテレキャスター

ircleの4thフル『ふるえる』で仲道良が使用した2本のテレキャスター

ircleが4枚目のフル・アルバム『ふるえる』をリリースした。全編をとおして、スリリングに絡み合うリード・ギターが散りばめられ、バイト感のある“テレキャスター・サウンド”を存分に楽しめる作品になっている。今回はギタリストの仲道良がレコーディングで使用した2本のギターをご紹介!

取材/文=伊藤雅景 機材写真=星野俊

Guitars

Fender Custom Shop/1960 Telecaster NOS

1960 Telecaster NOS/前面
1960 Telecaster NOS/背面

グッドな鳴りで最新作のメインを務めた1本

新作『ふるえる』のレコーディングで大活躍だったというフェンダー・カスタムショップ製のテレキャスター。仲道は“とにかく音が太く、コードを弾いた瞬間にボディのうしろが震えている気がするほど鳴りが豊か”だと語る。ピックアップ・ポジションはおもにリアを使用することが多いそうだ。改造点はブリッジ・サドルを6連タイプへ、フォン・ジャックをピュア・トーン・ジャックに交換している。チューニングは半音下げにセッティングされ、弦のゲージは.010〜.046を使用。


Fender/American Ultra Telecaster

American Ultra Telecaster/前面
American Ultra Telecaster/背面

オールマイティーなテレキャスターがライブのメイン器

スタンダードな仕様のテレキャスターを求めて、2020年頃に入手した1本。前述のテレキャスター同様、フォン・ジャックをピュア・トーン・ジャックに交換している。チューニングや弦のゲージは前出同様だ。サウンドは、ストレートな音色ながらも無駄な倍音が少なく、絶妙なコンプ感も持ち合わせた“クセのない”音色。そのオールマイティーさからライブのメイン器として起用されているが、新作のレコーディングでの登場頻度は少なかったようだ。

なお、今作の制作では、ここで紹介した2本以外に、エピフォンのRivieraも使用したとのこと。

LIVE INFORMATION

ircle 4thフル・アルバム リリース・ツアー 2022-2023
“オープンチャクラゲート”

【日時】

  • 2022年12月16日(金)/大分 Copper Ravens【ONE MAN】
  • 2022年12月21日(水)/千葉 千葉LOOK
  • 2023年01月09日(月)/栃木 HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-2
  • 2023年01月26日(木)/山口 周南rise
  • 2023年01月27日(金)/福岡 小倉FUSE
  • 2023年02月01日(水)/神奈川 横浜BAYSIS
  • 2023年02月08日(水)/京都 京都MUSE
  • 2023年02月10日(金)/香川 高松TOONICE
  • 2023年02月11日(土)/岡山 岡山CRAZY MAMA2ndROOM
  • 2023年02月18日(土)/宮城 仙台enn2nd
  • 2023年02月19日(日)/新潟 新潟RIVERST
  • 2023年02月24日(金)/茨城 水戸LIGHT HOUSE
  • 2023年03月04日(土)/愛知 名古屋ell.FITS ALL
  • 2023年03月12日(日)/大阪 心斎橋BRONZE
  • 2023年03月17日(金)/福岡 福岡Queblick
  • 2023年03月22日(水)/東京 渋谷CLUB QUATTRO【ONE MAN】

※情報は記事公開時のものです。最新のチケット情報や公演詳細はircleの公式HPをチェック!

ircle公式HP
https://ircle.jp/

作品データ

『ふるえる』ircle

『ふるえる』
ircle

YAMANOTE Records/YMNT-1014/2022年11月23日リリース

―Track List―

  1. 風穴
  2. 決断はいまだ
  3. 負けないで
  4. ロックンロールバンド
  5. ダルマオープンチャクラゲート
  6. 産声
  7. 暖炉の灯
  8. 2020

―Guitarists―

仲道良、河内健悟