現代サザン・ロックの旗手、マーカス・キングが2023年4月にビルボードライブ東京で来日公演を開催。そこで彼が使用した4本のギターを紹介しよう。
文=福崎敬太 撮影=八島崇
Gibson
Marcus King Signature ES-345 Custom
マーカス・キングの歴史を紡ぐシグネチャー・モデル
マーカス・キングが祖父から譲り受けた1962年製ES-345をモチーフに、彼らしさを加えて製品化もされたシグネチャー・モデル。ネイティブ・アメリカン風の意匠を取り入れたピックガードやトラスロッド・カバー、サイドウェイ・ヴァイブローラの採用などが特徴だ。近年のライブでは、オリジナルの1962年製の代わりとしてメインで使用。来日公演(筆者が観た4月17日のビルボードライブ東京公演1stセット)では、「Pain」や「Danny Boy」、「Wildflowers & Wine」などで本器を弾いていた。
作品データ

『Young Blood』
マーカス・キング
Easy Eye Sound/輸入盤/2022年8月26日リリース
―Track List―
- It’s Too Late
- Lie Lie Lie
- Rescue Me
- Pain
- Good and Gone
- Blood on the Tracks 7
- Hard Working Man
- Aim High
- Dark Cloud
- Whisper
- Blues Worse Than I Ever Had
―Guitarists―
マーカス・キング、アンドリュー・ガバード、ダン・オーバック