Charのピラミッド型アンプの正体 デビュー45周年企画“PINK CLOUD session”のステージで激写! Charのピラミッド型アンプの正体 デビュー45周年企画“PINK CLOUD session”のステージで激写!

Charのピラミッド型アンプの正体 デビュー45周年企画“PINK CLOUD session”のステージで激写!

Charがデビュー45周年企画として、“Char JLC&PINK CLOUDトリビュートライブ”を開催。2023年6月27日にJohnny, Louis & Char、翌28日にPINK CLOUDの楽曲を披露した。今回は2日目のステージに潜入し、Charの使用機材を撮影! まずは、2022年末の紅白歌合戦で話題を呼んだ、あのピラミッド型のアンプをお届けしよう。

取材/文=福崎敬太 撮影=星野俊

zicca ax
Pyramid Amp

zicca ax/Pyramid Amp

ついに全貌が明らかになった“ピラミッド”

2022年末、NHK紅白歌合戦で“時代遅れのRock’n’Roll Band”が演奏した際、Charの背後に鎮座していた本機。驚きの声とともに話題となったのは記憶に新しい。その全貌が、ついに明らかとなった。

モデル名は“Pyramid”。最上部はプリ管に12AX7を2本採用した、最大出力450Wのアンプ・ヘッドだ。

フロント・パネルのコントロールはボリューム、3バンドEQ、マスター・ボリュームとシンプルな構成。内蔵のステレオ・スピーカーを鳴らす“HEAD”モードと、外部キャビネットへ出力される“SPK CABs”モードが選べる。

コントロール部
Charのセッティングはボリューム=7、トレブル=5.5、ミドル=4、ベース=3、マスター=6。

ヘッド部に搭載されているのは、Eminence製ALPHA4-8が2基。左右の側面にスピーカーが設置されており、ステレオ感をしっかりと感じられる卓上アンプとしても活躍する。

アンプ・ヘッド背面

バック・パネルには、センドとリターン(ステレオ)、キャビネット・アウトに加え、外部オーディオを入力できるRCA端子も装備。

バック・パネル

肝心のサウンドは、広いレンジを持ちながらも、生々しいギター的な手触りを強く感じる音という印象だった。

Charはクランチ気味に設定しており、PAから出力されるサウンドは中段と下段のキャビネットの音をミックスして作られていた。12インチが1基の中段キャビネットをメインのサウンドに、アンビエント的なイメージで12インチ2基搭載の下段キャビネットの音を加えていたようだ。

なお、ヘッド部のみでも購入可能で、以下ziccaの特設ページより申込みができる。

Pyramid Amp特設ページ
https://zicca.net/pyramid/

作品データ

『SOLILOQUY』
Char

ZICCA RECORDS/ZRSY-01/2023年7月31日リリース

―Track List―

  1. JEFF -SOLILOQUY
  2. BLUE WIND
  3. GOJIMADE MATENAI
  4. STRA-POLE -PAGE 12-
  5. BEYOND THE BEYOND
  6. INFANT ELEPHANT
  7. MICCA BOZER
  8. MY FAVORITE THING
  9. VOYAGE
  10. KINDESALTER
  11. WHEN YOU WISH UPON A STAR
  12. I FEEL FREE

―Guitarist―

Char