スーザン・テデスキのアンプ&エフェクターを紹介! 2023年10月に東京ドーム・シティ・ホールで行なわれた、テデスキ・トラックス・バンドの来日公演時に撮影したものだ。彼女の力強いブルージィ・サウンドを生み出す機材をご覧あれ。
文=福崎敬太 撮影=小原啓樹 協力=トミー・モリー
Susan’s Amplifiers
スーザン・テデスキの後方には2台のフェンダーSuper Reverbがセッティングされていた。
ジュエル・ランプが青く点灯している右側の1965年製の個体がメインで、左側は日本国内でレンタルしたリイシューだ。
メインの65年製はツマミを以下のようにセッティング。
- チャンネル:VIBRATO 1
- BRIGHTスイッチ:ON
- VOLUME:7.5
- TREBLE:8
- MIDDLE:5
- BASS:4
- REVERB:3.5
- SPEED:5.5
- INTENSITY:7.2
アンプのリバーブは基本的に掛けっぱなし、ビブラートは5〜6曲ほどオンにする曲があるそう。なお、フット・スイッチではビブラートのオン/オフのみを操作するため、以下の写真のようにスイッチには“VIB”のテープが貼られている。
また、10インチ・スピーカーを4発搭載するSuper Reverbだが、それらをすべてアレッサンドロ製のものに交換しているのもポイントだ。
以前はA/Bスイッチャーで2台のアンプを切り替えて使用していたが、今回は基本的には1台で演奏しており、左側のSuper Reverbはサブだったようだ。
Susan’s Effect Pedals
スーザンの足下には3台のペダルが設置されている。
ギターからの入力を受けるのは、写真右のVOX/V846-HW(ワウ・ペダル)で、そこからMoollon/Buffer Age Overdrive(オーバードライブ:中央)、TC Electronic/Polytune 3(チューナー:左)を経由して、アンプへと信号が送られている。
オーバードライブはおもにソロ用とのことなので、レス・ポールと組み合わせることが多いと思われる。