ジョン・メイヤーが近年愛用していることで話題の、マーティンの豪華なダブルネック・ギターを紹介しよう。2023年12月の来日ソロ公演でも演奏された本器は、世界に1本しかない特別なモデル。その正体とは?
取材・文:田中雄大 機材写真:星野俊
※本記事はギター・マガジン2024年3月号に掲載された『ジョン・メイヤー来日ソロ公演の全機材 at ブルーノート東京(12月29日-12月31日)』から抜粋したものです。
Martin/Grand J Double-Neck
北米ソロ・ツアーでも多用していたことで注目を浴びたダブル・ネック・アコースティック・ギター。2010年のNAMMショウにて出展された1点モノのギターで、左側のネックが12弦仕様、右側が6弦仕様という豪快さと、各所に施された装飾の豪華さが目を惹くモデルである。
写真では見えないがボディ下部にはアウトプット・ジャックを兼ねたストラップ・ピンが2つ装着されており、12弦と6弦をそれぞれ独立して出力することが可能。そのため、ジョンの足下に設置されたアコギ用エフェクター・ボードにも本器に対応するために2つのエフェクト・チェーンが組まれている。
「Friend of the Devil」や「If I Ever Get Around to Living」で登場し、ルーパーを併用しつつ12弦と6弦のプレイを組み合わせて豊かなアンサンブルを作り上げていた。
ギター・マガジン2024年3月号
『特集:ブライアン・メイ(クイーン)』
本記事はギター・マガジン2024年3月号に掲載された『ジョン・メイヤー来日ソロ公演の全機材 at ブルーノート東京(12月29日-12月31日)』から抜粋したものです。
本誌では、エレキ・ギター2本、アコースティック・ギター12本、2台のアンプ、2組のペダルボード、ピックやカポ、ピアノにいたるまで、2023年12月のソロ公演でジョンが用意した“全機材”を紹介していますよ!