第76回:電源を変えると音が変わるって本当ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第76回:電源を変えると音が変わるって本当ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第76回:電源を変えると音が変わるって本当ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第76回:電源を変えると音が変わるって本当ですか?

本当です。電源ケーブルやパワー・サプライを別のものに変更すると音が変わります。これには理由があって、エフェクターやアンプから出てくる音の正体は“電源”だからです。

エフェクターやアンプは内部で音の増幅や加工を行なっていますが、これは電源から供給されるエネルギーをもとに行なっています。

入力された信号を電源を使って加工すると思っている方が大半かと思うのですが、実はそうではなく、入力された信号はあくまで音の設計図。それを参考に、電源から入力されたエネルギーを加工して音として出力しています。なので、エフェクターやアンプから出力される音の正体は“電源”なのです。

こう言われると、電源によって音が変わるというのも理解いただけるかと思います。パワー・サプライを変更しても変わりますし、同じパワー・サプライでも、そこに電源供給するケーブルを変えれば音が変わります。パワー・サプライとエフェクターの間の電源ケーブルでも音が変わりますので、ぜひいろいろ試してみていただければと思います!

(※ケーブル交換などと比べるとその差は小さいです。また、小さなアンプを使用している場合はその差がわかりづらい場合があります)

strymon / Zuma R300
strymon / Zuma R300
VooDoo Lab / Pedal Power 2 Plus
VooDoo Lab / Pedal Power 2 Plus

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。