ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!
文=今西勇仁(Limetone Audio) 撮影=星野俊
第79回:ボードを組む時に気をつけるべきポイント
ボードを組む時に気をつけるポイント、まずはパワー・サプライの位置についてお伝えします。
電源がノイズ源となる場合があり、特に歪みエフェクターが近くにあるとその影響を受けやすいため、歪みエフェクターとは離れた場所に設置します。歪みはボードの前半、つまりボードの右側にくることが多いため、パワー・サプライは左上に設置することが多いです。
また、ボード内の電源ケーブルはなるべく音声ケーブル(パッチ・ケーブル)と平行に這わせる箇所を少なくすると安心です。パッチ・ケーブル、DCケーブルともにシールディングされていますので、基本的には問題になることはありませんが、撚り線タイプ(白と黒のケーブルが撚り合わせてできているもの)のDCケーブルなど、音声ケーブル……特に必ず通過するケーブル(ループではない箇所のケーブル)からは離して配線するよう心がけましょう。
最後に、パワー・サプライにエフェクターを接続する際は、アナログ機器とデジタル機器を分ける/隔てるということを心がけましょう。デジタル機器で発生するノイズが電源ケーブルを経由して歪みなどの増幅系のエフェクターに流れた場合、そのノイズが音声信号に乗ってしまうことがあります。パワー・サプライの出力の端子ごとに内部でアイソレート(分離)されているものであれば、そのような問題が起きにくいのでオススメです!

著者プロフィール
今西勇仁(いまにし・ゆうじん)
ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。
- 今西 勇仁 公式X:https://x.com/yujin_imanishi
- 今西 勇仁 公式Instagram:https://www.instagram.com/yujin.imanishi/
- 今西 勇仁 YouTube:https://www.youtube.com/@YujinImanishi
- Limetone Audio 公式ページ:https://limetoneaudio.com/
- Limetone Audio 公式X:https://x.com/limetoneaudio

