第80回:究極のノイズ対策を教えてください!|ギター・エフェクターの基礎知識100 第80回:究極のノイズ対策を教えてください!|ギター・エフェクターの基礎知識100

第80回:究極のノイズ対策を教えてください!|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio) 撮影=星野俊

第80回:究極のノイズ対策を教えてください!

ひと言でノイズと言っても、弦に触れた時に出るノイズ、ピックアップで拾ってしまうノイズ、歪みのゲインを上げることによって発生するノイズ、電源ノイズなど、様々なノイズがあります。これらすべてに対応できる究極のノイズ対策を教えてほしいと言われたら、僕がオススメするのはボリューム・ペダル操作によるノイズ・カット(ミュート)です。

ロー・インピーダンス仕様のボリューム・ペダルを歪みのあとに接続し、演奏していない時はかかと側に倒して音を消します。演奏中のわずかなブレイクのタイミングでも素早くボリューム・ペダル操作を行ない、ノイズが出ないようにします。

人によってはノイズ・ゲートを使ってそれを実現するという方もいると思いますが、音質がわずかに変わってしまったり、ゲートの開け閉めのタイミングや音の立ち上がりが、どうもイメージと違うという場合があります。これを解決するために自分の足でマニュアル操作するような感じです。これ、慣れると意外と楽しくて、万能です。アンプで歪みを作っている場合はアンプのセンド/リターンにボリューム・ペダルを接続すればOKです。

ノイズ発生源となる箇所よりもうしろで止めているので、パワー・アンプの真空管の不調でノイズが出ている等のレア・パターンを除いて確実にノイズを止めることができるのでオススメです。

歪みペダル→ボリューム・ペダルの順で接続する場合
歪みペダル→ボリューム・ペダルの順で接続する場合

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。