第84回:MIDIって何ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第84回:MIDIって何ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第84回:MIDIって何ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第84回:MIDIって何ですか?

MIDIとは、“Musical Instruments Digital Interface”の略で、おもにキーボード(鍵盤)や音源を接続する規格なのですが、スイッチャーとエフェクターの間で制御信号をやり取りするためにも使用します。

もともとは、“異なるメーカー間のキーボードやシンセサイザーなどを接続できるような統一規格を作ろう!”ということから1981年に取り決められた規格です。

機器AのMIDI OUTから機器BのMIDI INに向かって、どの音程の鍵盤を弾いたか(ノート・ナンバー)や、どれくらいの強さで弾いたか(ベロシティ)といった情報を送信し、機器Aを操作して機器Bを鳴らすことが可能となります。なので、MIDIケーブルの中に実際に音が流れているわけではありません。片方向の通信になるので、機器BからAに情報を送信したい場合はもう1本MIDIケーブルが必要になります。

このMIDIはパッチの変更(プログラム・チェンジ)や、音色設定の変更(コントロール・チェンジ)の信号の送信にも対応しているため、エフェクターではその機能を使用して、スイッチャーなどの制御機器からエフェクターのパッチやパラメーター設定の切り替えに活用しています。

MIDI THRUという端子を使うと、複数の機器を接続することができ、1台のスイッチャーから複数のエフェクターを同時にコントロールできるので便利です。

FREE THE TONE / MB-5
FREE THE TONE / MB-5
MIDI端子
MIDI端子

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。