第88回:音が太いってどういう意味ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第88回:音が太いってどういう意味ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第88回:音が太いってどういう意味ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio) イラスト=OKMT

第88回:音が太いってどういう意味ですか?

“音が太い”とは、ギターやベースにおいて存在感があり、比較的中低域がしっかり出ているサウンドのことを指します。特に重要なのが”中域”で、ここがしっかり出ている音を”太い”と言う(感じる)ことが多いです。

例えばエレキ・ギターのクリーンの音を弾き比べた時、シングルコイルとハムバッカーのピックアップでは、ハムバッカーのほうが音が太いと感じますし、同じハムバッカーでも豊かな中域が出るマホガニー・ボディ/ネックのギターのほうが太いと感じると思います。歪ませた時も同様で、楽器から出る音は、太さを形成するうえで最も大事な要素になります。

“音が太いと何が良いのか?”ですが、ギターもベースも中域に“楽器らしさの幹”のようなものがあるので、そこがしっかりしていると音に迫力や説得力が出ます。決して太ければ太いほうが良いということはないですが、一定の量はしっかり出るようにするのが音作りのポイントになってきます。

ハムバッカーのほうが音が太いと感じることが多い。
ハムバッカーのほうが音が太いと感じることが多い。

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。