Dawesのフロントマンが語る、生い立ちと愛器。テイラー・ゴールドスミス来日直前インタビュー。 Dawesのフロントマンが語る、生い立ちと愛器。テイラー・ゴールドスミス来日直前インタビュー。

Dawesのフロントマンが語る、生い立ちと愛器。テイラー・ゴールドスミス来日直前インタビュー。

ビンテージ・テイストのウェスト・コースト・ロックを鳴らす3人組バンド、Dawesのフロントマン=テイラー・ゴールドスミスがギタマガWEBに初登場! 2023年11月のDawes来日公演を記念し、ギタリストとしての生い立ちと愛器について語ってくれた。

取材/翻訳=トミー・モリー 写真=Sean Reiter(記事トップ)

テイラー・ゴールドスミス(DAWES)
Photo by Jacob Blickenstaff

マーク・ノップラーやジェリー・ガルシア、フランク・ザッパ、デヴィッド・リンドレーがギター・ヒーローだったね。

初登場なのでギターをはじめたきっかけを教えて下さい。

 僕がギターを始めたのは11歳か12歳の頃だった。きっかけは作曲をするためにコードを覚えたいというだけだったんだけどね。だから20代前半になるまで、自分がリード・ギターをプレイするようになるとは思っていなかったよ。マーク・ノップラーやジェリー・ガルシア、フランク・ザッパ、デヴィッド・リンドレーがギター・ヒーローだったね。

Dawes結成のいきさつは?

 最初のバンドであるSimon Dawesは僕が22歳くらいの頃に解散した。ただ、ベーシストのワイリー・ゲルバーと僕は音楽を続けたかったし、弟のグリフィンは高校卒業のタイミングでドラムがどんどん上達していた。そういった経緯があって、Dawesをすぐに始めたんだよ。

DAWES
左から、リー・パルディーニ(k)、サポート・ギターのトレヴァー・メネア、テイラー 、グリフィン・ゴールドスミス(d,vo)。Photo by Jon Chu

Dawesは60年代~70年代のウェスト・コースト・ロックをコンセプトにしているのでしょうか?

 ある程度そういったところはあると思うけど、そこまで意識しているわけでもないね。古い音楽以外にも、ジョナサン・ウィルソン、ファーザー・ジョン・ミスティ、マディソン・カニンガム、ジェイ・Zなど、多くのコンテンポラリーな音楽が大好きだからね。ジャクソン・ブラウンやウォーレン・ジヴォンなんて、僕らがファースト・アルバムを作るまで聴くことすらなかったよ。

日本のギタリストに、あなたのギター・プレイを堪能できる曲をいくつか紹介してもらえますか。

 そうだな、「Everything Is Permanent」、「Now That It’s Too Late Maria」、「Sound That No One Made」、「From A Window Seat」、「I Can’t Think About It Now」かな。これらのギター・プレイはどれも録音した時に誇りに思えたものばかりだ。僕のプレイの多くはレコードの中ではなくステージ上で起こるものがほとんどだから、それを録音現場でもしっかりとやれたことを嬉しく感じているよ。

DAWES
左から、グリフィン・ゴールドスミス(d,vo)、テイラー 、リー・パルディーニ(k)、サポート・ギターのトレヴァー・メネア。Photo by Jon Chu

機材はどんなものを使っていますか?

 僕の大の友人でもあるブラッド・ペイズリーが直してくれた、53年製のブラックガードのフェンダー・テレキャスターがメイン・ギターだね。あとは、バンドのベーシストだったワイリー作のGelber & Sons Radocasterをとても愛している。ハムバッカーのピックアップのサウンドが欲しい時にはオールドのギブソンES-345を弾くこともあるよ。ツアー用のアンプはオールドのフェンダー・デラックスかマッチレスだ。家だとプリンストンかオールドのVOXのAC-30を使っているね。

それらのギターは改造点などありますか?

 あまり多くはしていない。ES-345のステレオ・システムとバリトーンスイッチをバイパスさせているくらいかな。実質的にはES-335として使っているってことだね。ロードキャスターはアレンビックのブラスターとピエゾ・ピックアップを内蔵させている。持っているテレキャスターのほとんどは単にテレキャスターとして使っているよ。

アコースティック・ギターは何を?

 家では61年製のギブソン・ハミングバード、65年製のギブソンJ-45、47年製のマーティン000-18を愛して弾いているよ。ツアーでは内蔵マイク・システムのあまりの良さから最近手に入れたマーティンのOM-28を使っている。

では最後に、初となる日本のワンマン公演に向けてメッセージをお願いします。

 僕とトレヴァー・メネア(サポート・ギタリスト)でたくさんのギターを弾きまくることになるよ。僕らは何よりも曲を第一にしているけど、ライブはもっと発展させたフィーリングにさせたいのでギターのプレイをアルバムの内容よりももっと先に進んだものにさせている。エンジョイしてもらえることを願っているよ!

テイラー・ゴールドスミス(DAWES)
 ステージでテレキャスターをかき鳴らすテイラー。Photo by Charlie Weinmann

公演概要

日程

  • 2023年11月15日(水)/東京・LIQUIDROOM
    開場19:00/開演20:00
  • 2023年11月18日(土)/大阪・UMEDA CLUB QUATTRO
    開場19:00/開演20:00

チケット情報

8,000円(税込) ※入場時ドリンク代別途必要 ※未就学児入場不可

※情報は記事公開時のものです。最新のチケット情報や公演詳細はSMASH Official Siteの公式ページをチェック!
https://smash-jpn.com/live/?id=3947

Tag:
Dawes
Taylor Goldsmith