幅広い世代で世界中の多くのユーザーを獲得しているプラットフォーム、TikTok。アプリ内のLIVE配信機能“TikTok LIVE”では、リアルタイムの映像配信や視聴はもちろん、LIVEクリエイターと視聴者双方向のコミュニケーション、さらにはTikTok LIVE上のギフト機能による収益化も可能となっている。今回、多くのアーティストのサポート・ギタリストとして活動する河野友哉に、TikTok LIVEをどのように自身の活動スタイルに組み込んでいるのか、その活用術を語ってもらった。
取材・文=森部真衣 機材写真=本人提供
TikTok LIVEとは?

新たなファン層の獲得と収益化が可能!
手軽に始められるLIVE配信
TikTok LIVEとは、TikTokアプリ内でリアルタイムに動画配信を行ない、クリエイターと視聴者が双方向で交流できる機能だ。
TikTok LIVEでは、18歳以上かつ一定のフォロワー数の条件を満たしていれば誰でも配信を行なうことが可能。また、一定の条件を満たすと視聴者から贈られるプラットフォーム上の“ギフト”を受け取ることもできる。
LIVE配信を行なうクリエイターは、ほかのクリエイターや視聴者を最大8人まで招待できる“マルチゲスト配信”や、視聴者から贈られる
TikTok LIVE上の“ギフト”などの機能を活用することで、新しいファン層の獲得や収益化を実現。
一方、視聴者はLIVEを視聴するだけでなく、“LIVEコミュニティ”へのサブスクリプション登録、チャットへの参加、ギフトによるリアクションを通じて、お気に入りのクリエイターを応援することができる。
スマートフォン内蔵のカメラのみでも配信ができるため、誰でも気軽に始めやすい点も大きな特徴。幅広いユーザーが手軽にLIVE配信を行なえる環境が用意されている。
Interview
自分のことを知ってもらえる
最高のコミュニケーション・ツール
まずは河野さんがギターを始めたキッカケから教えてください。
父親が音楽好きで、昔シンガー・ソングライターを目指していたらしいんです。それで家にギターがいっぱいあったので、隠れて弾くようになったのがキッカケですね。地元が宮崎県でめちゃくちゃ田舎だったので、同級生で楽器を弾いている人がほとんどいなかったんですよ。なので父親のバンドと一緒にベンチャーズとかを弾いたりしていたんですけど、“同年代と音楽がやりたいな”と思って、高校を卒業してから東京に出てきました。
上京してからはどのような活動をしていたんですか?
最初は先輩や知り合いから声をかけられた仕事ばかりでしたね。そんな中コロナ・ウイルスが流行って、何もやらずに毎日が終わっていったんですよ。なので3日に1回、練習した楽曲の動画をYouTubeに上げていったんです。それを観ていた先輩が、“LIVE配信をやってみない?”と提案してくれて、それからどんどんLIVE配信に移っていきました。
配信を始めた当初、サポートとして遠方に行った時に、“LIVE配信観てます!”というお客さんが来てくれたんですよ。それまではサポート・ライブに自分のお客さんが来てくれることはなかなかなかったんですけど、全国各地で1人か2人くらい僕のお客さんが来てくれるようになって、それがこの活動スタイルにのめり込んだキッカケだったと思います。
対面でのライブとLIVE配信では、どんな違いがありますか?
対面のライブだったらお客さんの顔が見えますけど、LIVE配信だと文字だけのやり取りになりますし、やっぱりまったく違いますよね。でも、どちらもたくさんの方に喜んでもらえていると思って一生懸命弾いてます。例えばライブハウスでは“イエーイ”って盛り上がる人もいれば、うしろのほうで飲みながら楽しんでいる方もいるじゃないですか? なので、配信中に反応があったらもちろん嬉しいですけど、あまり反応は気にせずにやってます。
視聴者はどのような方々なんですか?
海外の方も含め、本当に幅広いですよ。TikTokというと、昔は若い方だけのコンテンツかなと思ってたんですけど、年齢層も満遍なくいるので、面白いなと思ってます。
動画を投稿する際に心がけていることや工夫していることがあれば教えてください。
今も“たくさんの方に観てもらうためにはどうしたらいいかな?”と、ずっと試行錯誤していますね。ギターの演奏だけを聴いてもらっても、演奏が終わったあとに同時接続数が下がったり、“上手かったね!”で離脱してしまう人もよくいるんですよ。好きになってもらうために何をしたらいいかを考えた時に、やっぱりしゃべらなきゃいけないなと思って、頑張って話すようにしています。
LIVE配信をやっていて、今だから笑える失敗エピソードなどはありますか?
めちゃくちゃありますよ。最初は本当にしゃべれなくて、3時間くらい配信した時に“ありがとうございます”以外に何を言っていいかわからず、ずっと弾き続けていたことがありました(笑)。最初から10人、20人と観にきてくれるわけじゃないので、反応がないんですよ。なので、“何もきてないな、また弾くか!”という感じで弾き続けてましたね。そう思うと最初はちょっと大変だったかもしれない(笑)。でも、頑張って続けていたら慣れてきて話せるようになりましたし、誰でもできるようになると思います。
配信を始めるにあたって、機材を揃えることにハードルを感じる人もいると思います。河野さんの場合はいかがでしたか?
僕はもともと自宅でレコーディングをしていたので、環境はだいたい揃ってましたね。今はパソコンから配信をしているので、パソコンにWEBカメラを付けていて、ギターから出た音はオーディオ・インターフェースを通してミキサーに入れて、そこからパソコンにつなげてます。オーディオ・インターフェースはYamahaのAG03を使ってますね。
ほかの配信プラットフォームと比べて、TikTok LIVEの強みはありますか?
電車の中とかで観ている人が多いのはTikTokじゃないですか。なので、TikTok LIVEならたくさんの人に観てもらえるんじゃないかなと思います。あとはほかのLIVEクリエイターさんの配信を観ていても思いますけど、画質や音響にすごくこだわっていて、そこがやっぱりすごいですよね。僕は機械に強いわけではないんですけど、めちゃくちゃ使いやすくて、操作も迷うことなくできています。
河野さんが思う、LIVE配信の魅力とは?
人生で絶対につながることがなかった人たちに自分のことを知ってもらえますし、僕の演奏を聴いた方がいろんな会場に遊びに来てくれたりするので、自分のことを知ってもらえる最高のコミュニケーション・ツールだと思います。
最後に、TikTok LIVEはどのような人にオススメしたいですか?
すべてのミュージシャンがやったほうがいいと思いますね。LIVE配信を通して、今まで気づかなかったことや考えてもみなかったことが学べていて、自分の人生にとってプラスになっています。
あとは、音大生の人たちにもオススメですね。例えば普通のアルバイトの場合、“今月は忙しいからシフトに入れないけど来月はたくさん入りたい”と思っても、なかなかそういうわけにもいかないじゃないですか。でも、TikTok LIVEだったらスケジュールが空いている時に頑張ればいいし、隙間時間にいつでも配信できるのがいいですよね。
Kawano’s Setting

自宅でレコーディングも行なうという、河野の配信用機材一式。パソコンから配信を行なうため、WEBカメラを設置。ギターからは、ペダルボードとオーディオ・インターフェース機能を搭載したYamaha AG03(ミキサー)を経由してパソコンに接続されている。これらの機材は、LIVE配信を続けながら画質や音質を追求していく中で、買い揃えていったものだそうだ。
TikTok LIVE
◎TikTok LIVEの詳細はこちら
https://www.tiktok.com/support/faq_detail?category=web_tiktok_live
◎LIVE配信ガイド(*閲覧にはTikTokアカウントへのログインが必要です。)
https://www.tiktok.com/live/creators/ja-JP/academy?enter_from=Category_Nav
河野友哉 Profile
かわのともや◎宮崎県川南町出身のギタリスト。幼少期より父親の影響でギターを始める。“歌を引き立てるギター”を持ち味に、アーティストのライブ/レコーディングのサポートとして活躍。2025年1月からTikTokでの配信を精力的に開始し、現在のフォロワー数は5,000人を超えている。
FUMITOMO ONE MAN LIVE公演情報
<日時>
2026年8月11日(火・祝)unravel tokyo
Open 17:30 / Start 18:00
<出演>
ヒラノフミヤ(vo)、河野友哉(g)
Yeongkwi Lee(d)、Shoubun(sax)、藤田圭祐(b)、JIM(k)
<チケット>
・一般チケット……5,000円(税込)
・VIPチケット……20,000円(税込)
■チケット購入
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd0N0hz6vUV-U-6Ae-1xZdfpbo92oNvgAfFtsZezrb2o38OKA/viewform



