ギター・マガジン2022年9月号 ギター・マガジン2022年9月号

ギター・マガジン2022年9月号

JEFF BECK WITH……

 ジョニー・デップとの新作アルバム『18』を7月に急遽リリースしたジェフ・ベック。本作に限らず、自分で曲を作ることがほとんどないベックは、他者とともに音楽を作ることを活動の主軸に据えている部分があるのではないだろうか? “孤高と言われる男が他者に求めるもの”を探る。そのほか、凄腕スライド・プレイヤーであり敏腕プロデューサー、コンポーザーとしてマルチな才能を発揮するブレイク・ミルズ、イギリスのインディ・ロック・シーンを賑わすブラック・ミディ、夏だからこそ弾きたいサーフ・ギター奏法など、今号も盛りだくさん!

JEFF BECK WITH……

ジョニー・デップとの新作『18』と
孤高の名人を動かすコラボレーションの歴史

ジェフ・ベックが6年ぶりの新作『18』を発表した。今回は、近年関係を深めていたジョニー・デップとのコラボレーション・アルバムである。ジェフ・ベックといえば孤高の人というイメージが強いが、今回はジョニーとの化学反応が良い方向へ花開き、冒険的な選曲やプロダクションに結実。彼特有のギター・プレイは一切枯れることもなく、むしろ若さや豊かさをもって大衆に訴えかける1枚になったと感じる。今回は、新作『18』を含む“ジェフ・ベックのコラボレーション・サイド”に焦点を当てて特集を組んでみた。ギタリストとの共演の歴史や、多数行なってきたゲスト参加作なども含め、“孤高と言われる男が他者に求めるもの”を探っていきたい。

最新作『18』に見るジェフ迫真の表現

まずは注目の新作『18』について。ジョニー・デップと生み出した最新サウンドの正体に迫る。

『18』全曲解説

新作『18』の全曲レビューをお届けしよう。今回は、自他共に認めるジェフ・ベック・マニアであり、彼のサウンドの再現を追求し続けるプロ・ギタリスト=大槻啓之を招き、新譜のギター・プレイについて解説を願った。

コラム:近年のジェフ・ベック使用機材

ここ5年ほどの使用ストラト/アンプ&エフェクターを時系列に追った。

ジェフ・ベックにとってのコラボレーションとは?

ジェフ・ベックのコラボレーション・サイドに焦点を当てる。孤高と言われる彼にとって、他者の存在とはいかなるものなのだろう?

とにかくギターがカッコいいジェフ・ベックの客演20

ジェフ・ベックはキャリアを通じて他アーティストの作品にゲスト参加している。客演楽曲20曲を厳選してご紹介。

ジェフ・ベック参加作品一覧

自身のリーダー作やバンドを除いた、客演作品を一覧にまとめた。完全網羅のリストではないが、データベースとしてご活用を!

ブレイク・ミルズ:多方面に才覚を発揮する新世代のスライド・マスター

新世代を担うギタリストたちの中でもブレイク・ミルズはひと際の異彩を放つ存在だ。1986年生まれ、まだ若手と呼べる年齢ながら、彼の作品や演奏から感じられる音楽的バックグラウンドは底知れないほどに深く、一般的なポピュラー・ミュージックの範疇に収まるものはもちろん、アンビエントやワールド・ミュージック、そして前衛的な音楽までも手中に収めている。本特集ではそんなブレイクへのインタビューに成功。今こそ注目すべき若き鬼才の音楽性に迫っていこう。

レコーディングをもっと身近に! PCいらずのギター録音

生まれたアイディアを逃さず、手早く気軽にギターを録音したい!という人に向け、パソコンを使わずにレコーディングできる機材たちを紹介。

サーフ・ギターの波に乗れ! 怒涛のサーフ奏法、完全攻略【動画連動】

夏だからサーフなギターを楽しもうという本企画では、その文化的背景や、定番の機材、奏法を解説。サーフ・ギターの波に乗ってけ~!

※誌面P102~109「Misirlou」の譜面・解説は電子版には収録されておりません。

INTERVIEW

  • Black Midi
  • スーザン・テデスキ

PICK UP

  • Chase Bliss

LIVE REPORT

  • L’Arc~en~Ciel

and more!

ギター・マガジン2022年9月号
  • 定価990円(税込)
  • 品種雑誌
  • 仕様A4変形判
  • 発売日2022-08-12