ギター・マガジン 2020年12月号 ギター・マガジン 2020年12月号

ギター・マガジン 2020年12月号

創刊40周年特別企画
ギタマガ40年史

このたび、ギター・マガジンは創刊40周年を迎えました。記念号を迎えるにあたり、どんな特集をやろうか? どうせなら後世に語り継がれるような、記念碑的な1冊にしたい。そこで、編集部で悩み抜いたのちに出した結論は、“ギタマガ特集”。この40年の間に、本誌ではさまざまなギタリストに取材し、無数のギターを取り上げてきました。たかがギター専門誌、されどギター専門誌。ギタリストとともに歩んだ40年間を、120ページ超のボリュームでお届けします。

ギターは世につれ、世はギターにつれ。
ギタリストと共に歩んだ、40年の軌跡。

1980年11月に創刊したギター・マガジンは、今年で40周年を迎えます。

そこで今月号は普段と少し趣向を変え、
ギター・マガジンの40年間の歩みを特集することにいたしました。

歴代編集長へのインタビューや当時の誌面をもとに
各年代ごとの特徴に迫るという、本邦初のギタマガ特集です。

ギター・マガジンという雑誌はどのように創刊され、
どんなギタリストを取り上げ、どのような記事を作ってきたのか?

ギタマガが今日の形になるまでの、
雑誌としての歩みを楽しんでいただけたら幸いです。

また、さまざまな時代を乗り越えて今日まで刊行が続いているのは、
ひとえに長年ご愛読していただいているみなさまのおかげにほかなりません。

この場を借りて、心より感謝を申し上げたいと思います。

この先も編集部一丸となって精進して参りますので、
今後とも変わらぬお引き立てのほどよろしくお願いいたします。

特別付録:40年分表紙ポスター!

今回は特別付録として、特大サイズのポスターをつけました! 40年分の表紙、全480冊が一堂に会しています。“あ〜こんな号あったな”とか、“この人表紙になってるのか!”なんで言いながら眺めてもらえれば幸いです。

I LOVE GUITAR〜ギタリストが語る、ギターへの愛と未来

今から40年前のギター・マガジン創刊号(1980年12月号)では、ギターの過去・現在・未来を当時の視点で考察した、その名も“I LOVE GUITAR”という特集を展開しました。それから40年が経った現在、ギタリストはギターに何を思い、その未来をどう考えているのでしょうか。24名からのメッセージとともに、2020年版“I LOVE GUITAR”をここに届けます。

布袋寅泰/奥村大(wash?)/野村義男/亀本寛貴(GLIM SPANKY)/上原子友康(怒髪天)/竹村郁哉(Yogee New Waves)/崎山蒼志/横山健(Ken Yokoyama/Hi-STANDARD)/Rei/山内総一郎(フジファブリック)/高田漣/滝 善充(9mm Parabellum Bullet)/高崎晃(LOUDNESS)/古市コータロー(THE COLLECTORS)/TAKUYA/真鍋吉明(the pillows)/いまみちともたか(BARBEE BOYS)/SUGIZO(LUNA SEA/X JAPAN/SHAG)/新藤晴一(ポルノグラフィティ)/竹内アンナ/ROLLY/生形真一(Nothing’s Carved In Stone/ELLEGARDEN)/オカモトコウキ(OKAMOTO’S)/田渕ひさ子(NUMBER GIRL/toddle)

僭越ながら……この号、売れちゃいました!

当たり前ですが、売れない号ばかり作っていたら雑誌なんてものは継続しません。本誌でも、ヒットを飛ばした号が少なからず生まれてきました。それって一体なんの号だ? ここですべて発表しようではありませんか! もしかしたら、読者の皆さんの押入れに眠っている号もあるかも?

1980’s:記念すべき創刊と模索

ここからは年代ごとに、ギター・マガジンの成り立ちを振り返ります。まずは創刊号が発売された1980年からスタート。 実はギタマガは、クロスオーバー/フュージョンの大流行に後押しされて生まれた雑誌でした。懐かしの誌面をバンバン紹介しながら、草創期のギタマガを振り返ります。

1990’s:幅広さで魅せた黄金期

80年代に続いては、90年代のギター・マガジンの様子を見ていきます。本誌は創刊当初のクロスオーバー/フュージョンやハードロック勢中心の記事から脱皮し、当時盛り上がっていたオルタナ/グランジ勢やブリット・ポップ勢はもちろん、古いブルースや往年のクラシック・ロック、最新の邦楽ロックなど幅広いジャンルのギタリストが誌面を彩りました。

2000’s:ギタマガらしさの確立

ここからは2000年代のヒストリー。さまざまなギター・ヒーローが活動を休止してしまうこの時代において、本誌はどのような発展をとげたのでしょうか? 試行錯誤をくり返した結果、のちの“ギタマガらしさ”を生み出すことになります。

2010’s:誌面の大リニューアル

ギタマガ・ヒストリー、最後は2010年代編。ギター・ヒーロー不在に出版不況……そんな苦境に立たされる中で、編集部は時代の荒波を乗り越えるべく、誌面の大幅リニューアルを試みます。40年間の歴史上最も大きな変革だったと言えるリニューアルの話を中心に、物語を進めていきましょう。

ギタマガが勝手に推薦! 新世代ギタリスト名鑑

ギタマガが追った40年間を振り返ってきた本特集。温故知新も大切ですが、やはり未来にも目を向けたい! ということで、今後の更なる活躍に期待したい名手22人を名鑑形式でご紹介。新たなギターの歴史を作るのは彼らだ!

第二特集:フェンダー・アメリカン・プロフェッショナルⅡ

アメリカン・プロフェッショナル───。2017年に発売した本シリーズは現在、フェンダー・ギターの中で最も多くのギタリストに使用されている主力製品です。その新型モデル、アメリカン・プロフェッショナルⅡが発売されました。

古き良き伝統を残しつつ、今のフェンダーが持つ最新技術を駆使。目まぐるしく変わる現代の音楽シーンに合わせ、さらなる進化を果たしています。あらゆるギタリストにとって新戦力となりうる本シリーズの実力を、今回は3人の気鋭ギタリストと一緒に探っていくとしましょう。

ギター・マガジン 2020年12月号
  • 定価本体891円+税
  • 品種雑誌
  • 仕様A4変形判
  • 発売日2020-11-13